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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[プロテアーゼ]食生活について語ろう

2025年03月01日 | 美容ダイエット

・プロテアーゼProtease ぷろてあーぜ
  蛋白質を分解する酵素の総称、タンパク質中のポリペプチドペプチド結合を切断するタンパク質分解酵素のことです。
体内ではエキソペプチダーゼExopeptidaseとエンドペプチダーゼEndopeptidase の2つが細胞小器官中で存在しています。
◇エキソペプチダーゼExopeptidaseは末端から少数のア ミノ酸を順に加水分解するエキソ型プロテアー ゼです。エキソペプチダーゼは末端から順番に切り離していきます。アミノペプチダーゼ、カルボキシペプチダーゼ、ジペプチダーゼが知られています。
アミノペプチダーゼAminopeptidaseのタンパ ク質あるいはオリゴペプチドのN(アミノ)末端から少数のア ミノ酸を順に加水分解、末端から順番にアミノ酸を切り離していきます。
カルボキシペプチダーゼCarboxypeptidaseは、簡単なペプチドに作用してカルボキシル末端から順次分解します。糖タンパク質でもありタンパク質の最後尾は、カルボキシル基のもつC(炭素原子)に由来してC末端と呼んでいます。
ジペプチドとして分解するものをジペプチダーゼDipeptidase としています。簡単なアミノ酸が二つつながったもののペプチドに作用しています。
カルボキシペプチダーゼCarboxypeptidase・ジペプチダーゼ Dipeptidase は簡単なペプチドに作用しています。合成するタンパク質の先頭が、アミノ基のもつN(窒素原子)に由来してN末端といい 一方、タンパク質の最後尾は、カルボキシル基のもつC(炭素原子)に由来してC末端と呼んでいます。
アミノペプチダーゼ(ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)
アラニンアミノペプチダーゼAPP・シスチンアミノペプチダーゼCAPなど)
ジペプチジルペプチダーゼ(カテプシンC:CTSCなど)があります。

◇エンドペプチダーゼでは
エンドペプチダーゼはたんぱく質の内部のペプチド結合を切断していきます。
よく知られるペプシンPepsin・レニンRennin・トリプシンTrypsin・キモトリプシンChimotrypsin・パパインPapain:蛋白質中心部のペプチド結合に作用しています。
エンドペプチダーゼはさらに、その活性部位の構造や触媒に用いる金属イオンの種類によってメタロ、セリン、アスパラギン酸ペプチダーゼなどに分類し、メタロペプチダーゼMetalloproteinase(金属プロテアーゼ)は亜鉛を含む酵素であり、セリンペプチダーゼは消化酵素のトリプシンやキモトリプシンなどがよく知られており、さまざまな生体調節プロセスに関与しています。
メタロエンドペプチダーゼMetalloendopeptidase(サーモリシン、カルボキシペプチダーゼAなど)
セリンプロテアーゼSerine Protease(キモトリプシン、エラスターゼ、トロンビンなど)
アスパラギン酸プロテアーゼAspartic protease(ペプシン、レニン、キモシンなど)
システインプロテアーゼ(フイシン、パパインなど)
エンドペプチダーゼEndopeptidaseは、プロテイナーゼProteinaseともいいます。

 タンパク質は、最初エンドペプチダーゼ(プロテイナーゼ)の高分子蛋白に作用することにより低分子のペプチドに分解し、エキソペプチダーゼにより可溶性のアミノ酸に分解していきます。生体機能調節や細胞増殖、細菌・ウイルスの増殖に必要なタンパク質の産生に不可欠な機能を担っています。 単に必要タンパク質を産生するだけでなくそれぞれに機能の必要性に応じてアミド結合切断反応を調整しています。
エンドペプチダーゼは細胞レベルから全体の生物学的システムに至るまで重要な役割を果たしています。
細胞内では、生合成のたんぱく質が正しく機能するためには、しばしばエンドペプチダーゼによる操作処理が必要です。また、細胞間通信におけるシグナルの伝達や、免疫系における抗原提示にも関与しています。全体のシステムとしては、消化器系での食物たんぱく質の分解、血圧調節に関与するエンドペプチダーゼの活性、病原体との戦いにおけるプロテアーゼインヒビターの役割などが挙げられます。これらエンドペプチダーゼの機能不全は多くの疾患につながり、新しい医薬開発が進んでいるようです。
エンドペプチダーゼとは、タンパク質やペプチド結合の中央部を特異的に切断する酵素です。生体内で多彩な機能を持ち、近年、応用の注目度が増しています。特に、病気の診断や新薬開発、治療法の開発に大きな可能性を秘めています。これらの応用は、現代医療において重要な役割を果たしているのです。食品加工から医薬品開発に至るまで、エンドペプチダーゼの機能に期待が寄せられています。
 一般にプロテアーゼというとエンドペプチダーゼ(プロテイナーゼ)を意味していることが多いようです。
タンパク質分解酵素の働きが完全に失なわれる温度は60~70℃ということが考えられています。
逆に、タンパク質分解酵素の働きが最も良い至適温度は10℃から50℃までにあるとしています。
 人体には胃 (ペプシンなど) や十二指腸(セリンプロテアーゼ:トリプシン、キモトリプシン)でタンパク質を消化しています。血液中の血清中の (トロンビン、プラスミン、ハーゲマン因子など)、白血球に存在のプロテアーゼ (エラスターゼ、カテプシンG) は、代謝制御においてさまざまの異なる役割を果たしているのです。
  フルーツの🍍パインアップル(ブロメリンBromelin)、パパイヤ(パパインPapain)、🍈メロン(ククミシンCucumisin)、キウイフルーツ(アクチニジンActinidin)、梨、🍎リンゴ、イチヂク(フィシンFicin)、納豆生姜(ショウガプロテアーゼ:ジンギパイン)、玉ねぎ、舞茸(マイタケプロテアーゼ)、塩麹などに含みます。
プロテイナーゼProteinaseは、それぞれに作用に最適のphがあって酸性プロテイナーゼ(ペプシンPh2・レニンph4)、中性プロテイナーゼ(多くの酵素)、アルカリ性プロテイナーゼに分類です。
食材で作用の強い順に1位 🍍パインアップル、2位 グリーンキウイ、 3位 イチジクマイタケ、4位 こうじ、5位生姜としています。食品加工、医薬品、家庭用洗剤などあらゆる場面で利用しているのです。
 ヒラタケのプロテアーゼ活性が70℃1時間の保温で失活するのに対し、マイタケは70℃、8時間でも活性が残存が確かめられ、また、最適pHは6~7位でした。このことより、マイタケは肉軟化のために有効な食材であると推察しています。
マイタケのプロテアーゼでは茶碗蒸しの凝固を阻害するのです。 7種の食用きの こ類についてカゼイン(pH7,pH10)、ヘモグロビン(pH3)を基質にプロテアーゼ活性を測 定したところマイタケ以外のきのこ類にも少なからずプロテアーゼが存在することが分かっ ています。
化粧品ではタンパク質分解酵素は主に植物から抽出され、肌に蓄積したタンパク質を分解する効果をもつ酵素です。 角質によるくすみやごわつきに対し有効といいます。
  体内で作られて、消化液に含まれ胃液の中にペプシンが、食べ物中のタンパク質を細かく分解消化して、 このことをペプチド化といいます。
この分解のプロセスは、たんぱく質が生体内で果たす役割を終えた後か、あるいは新たな機能を維持ないし持たせるために不可欠な要素であり、細胞の代謝や信号伝達、免疫応答などに深く関与しているのです。




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