・カプロン酸Caproic acid かぷろんさん
炭素数6個の直鎖状の直鎖飽和脂肪酸、短鎖脂肪酸でIUPAC系統名ではヘキサン酸Hexanoic acidとしている。やや不快臭のある無色油状の液体で水にわずかに溶け、エチルアルコール、エーテルに溶け、沸点205℃、融点-3C。香料原料として用いられる。カプリCapriとはラテン語でヤギCapra aegagrusのことで、ヤギの毛の油の分解物から得られたことを意味し、カプロン酸はヤギの体臭様の臭気がある。
主にバター、パーム油、やし油中に存在、ヒトの母乳や牛乳に含まれているカプリン酸の量は約2.3%、ヒツジ乳では約5.8%、ヤギ乳には8.4%も含む。
カプロン酸発酵により酢酸またはエタノール(アルコール)から生成する。他にもカプロン酸アリルとしてパイナップル、イチゴ 、リンゴ等にも含む。
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