・レチノールRetinol れちのーる
ビタミンAになる前段階の物質(前駆体)で、体内に消化吸収によりとビタミンAに変化する成分のことをいう。
ビタミンAの化学名として使われ、レチノール当量(Retinol Equivalents:RE)とはビタミンAの量を示す単位。 ビタミンAとは、レチノール(A1アルコール)、レチナールRetinal(A1アルデヒド)、レチノイン酸Retinoic Acid(A1酸)でこれらを総称しビタミンA1と呼ぶ。 およびこれらの3-デヒドロレチノール(ビタミンA2アルコール)、3-デヒドロレチナール(ビタミンA2アルデヒド)、3-デヒドロレチノイン酸(A2酸)と、その誘導体の総称で、化学的にはアクセロフトールAxerophtol、レチノイドRetinoid(レチノールの構造、機能、骨格をもつ化合物の総称)と呼ばれる。ビタミンAのアルコール型のものをレチノールという。
正確にはビタミン Aの1種ということになるが、狭い意味で、ビタミンAそのものと同じ意味で使われる場合が多い。レチノイドの名前が網膜 (retina) に由来し網膜細胞の保護作用があり、欠乏すると夜盲症などを起こしやすい。レチノールは炭素数20個のジテルペンDiterpeneで、ビタミンAとしての身体への吸収率は、レチノール は約70~90%、β-カロテンは10~60%でレチノールは動物性食品、レバー、鰻の類に多く含まれる。
人体の血清中の基準量が20~72μg/dlとして示され摂取不足は、血漿内の減少が15~20μg/dl以下で見られる。
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