ElectronicsDIY5 web shop weblog

電子工作関連(組み込みシステム、アマチュア無線、測定器自作など)の商品に関して、紹介と補足説明をします。

Hantek DSO4102C 100MHz デジタル オシロスコープ(100MHz 2CH Oscilloscope/Arbitrary Function Generator)

2018-02-12 13:34:57 | オシロスコープ

Hantek DSO4102C 100MHz デジタル オシロスコープ(100MHz 2CH Oscilloscope/25MHz Arbitrary Function Generator)

ElectronicsDIY5 web shop

www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/

電子工作をこれから楽しみたい方、予算的にdisplay refresh rateが、30000wfm/s以上の現行のSiglent SDS1202X-E/Micsig TO1104/OWON SDS3104E/RIGOL DS1104Zなどの購入は価格的に躊躇されている方向けに、Arbitrary Function Generator 25MHz 1CHも搭載した、100MHz 2CHのデジタルオシロスコープをご紹介します。このオシロスコープは、通常の電子工作で、主にアマチュア無線など、繰り返し信号測定主体の計測では問題のないスペックを有してはいます。オシロとしては、Siglent SDS1102CMLやRIGOL DS1102Eなどと同様に、sampling方式として、real sampling 1GSa/s///equivalent sampling max 25GSa/sを採用しているモデルで、RIGOL DS1102E/DS1052Eが出たころは、標準的仕様でした。これは、そのころのモデルが、display refresh rateが1000-2000wfm/sと遅かったこと(今のやや高いデジタルオシロのようなmax 30000-100000wfm/sのスペックでなかった事)や、memory depthが、このDSO4102Cのように、いわゆる、short memory depth max 40kpointsであること、また、long memory搭載と言えど、2Mpointsほどに限定されていたため、equivalent samplingが採用されていました。このequivalent samplingは、繰り返し信号で有効に使用できます。できれば、memory depthが、40kpoints(short memory depthは、4kpontsのモデルもあったので、40kpointsは、やや多めの設定で、Hantek側が安く供給するためと実際のtime base拡張でのsampling rateが落ちるのをやや軽減するためのtrade offかと思います)でなく、2Mpointsなどのほうがいいのですが、信号発生器がついて、DSO4102Cのような価格設定のものはありません。まあ、だいたいの測定にshort memory 40kpointsで問題ないですが、AM modulationの測定で、1kHzをAM変調するとき(time base 200us/div)のキャリア周波数は、sampling rateが落ちるため、制限があるのは、Keysight 1102A 50MHz modelが、short memory 100kpointsのため、sampling rateが、time base 200us/divで、25MSa/sに落ちるのと同じです。少し、オシロのスペックとしては劣ると言え、通常の電子工作には十分、役に立つので、コスパがいいので、海外で評価が高いモデルになっています。

日本から購入する場合、個人で購入すると、故障の場合は、保証期間の修理依頼などは、Hantekと連絡が取れないために壊れたら、そのままで保証を受けることはできませんが、当方では、Hantekの他の製品で、基板だけを送り、修理完了させた実績があります。このDSO4102Cに関しても、自分のHantek製品が故障した場合と同様の対応を購入者にも行います。

取り扱い価格 41800円(国内最安)

お問い合わせは

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=mail&PHPSESSID=4067afc202e59292a9858847a75083dc

Feature:

  • 2 Channel Digital Oscilloscope + Arbitrary/Function Waveform Generator + Synchronizing Signal + External Trigger;
  • The Keys for osilloscope and waveform generator is seperated for convenient to operate it simultaneously;
  • Large and clear display (7 inch 64K color LCD display, Resolution 800x480), more clear and realistic waveform;
  •  Oscilloscope: 1GSa/s Sample Rate, 200/100/70MHz Bandwidth, more than 20 kinds of auto measurement functions;
  • Powerful Trigger Function: Edge, Video, Pulse, Slope, Over time, Alternative;
  • Arbitrary/Function Waveform Generator: 25MHz, 12 bits resolution, 200MHz DDS, Arbitrary wave/square wave/sine wave/triangle wave/trapezoidal wave/pulse wave/DC is easy to simulate transducer.
  • Support SD card, VGA function (optional);
  • Integrated USB Host, Support USB disk storage, USB interface/SD card system update.

 実機でのレビュー

第一に信号発生機能が、virtual keypadで、0.1Hzまで設定可能なので、この価格ならばいいのではと思います。日本語GUIも実装しています。GUIカラーもblack/blue/green/pink/Yellowに変更可能です、Blueか、Blackが見やすいのではないかと思います。

Sweep signals(1-25MHz sinewave/sweep time 1s)/draw type vector/persist 1.0second

Y-T view

頻度の低い異常信号は、refresh rateが遅いため、persistを併用して、調べていくことになります。persistは、Auto/0.2s/0.4s/0.8s/1.0s/2.0s/4.0s/8.0s/∞(infinite)を選択可能です。Display選択項目に、refresh rate選択項目があり、Auto/30frames/40frames/50framesがあることから、refresh rateは、価格の高いmodelには及びません。

Sweep signals(1-25MHz sinewave/sweep time 1s)/draw type vector/persist 1.0second

FFT View(5MHz/div)

FFT viewは、resolutionが価格の高いmodelより劣るため、BIN widthがかなり広いと思われ、refresh rateは比較的早いです。FFTは、アナログチャンネルは自動でoffとなり、FFT単独で動作します。レベル測定は、カーソルはレベル絶対表示でなく、2つのカーソルの差から、dBV測定する方式で、基線と最大レベル差で、レベル測定します。少し、慣れが必要かと思います。

FG(Gen Out)25MHz sine wave 400mVp-p/Z=50ohms時のSync Trigger out

(Arbitrary waveform/function generatorの仕様に関して)

まず、GEN OUTは、AnritsuなどのSSG同様、出力インピーダンスは、50ohmです。デジタルオシロのFGとしては、これはむしろ、atypicalです。DSO4102Cで、出力 400mVに設定した場合、デジタルオシロ入力に、50ohm loadした場合に、400mVp-pとなります。Keysight 1000X series/Siglent/OWONなどでは、FGは、開放端出力で、デジタルオシロ入力に、50ohm loadした場合は、200mVp-pとなります。DSO4102CのCH1ないし、CH2でGEN Outの出力を正確に測定したい場合は、50ohmでloadする必要があります。

これが一番大事な事ですが、周波数設定は、virtual keypadで、少なくとも、0.1Hzまで、設定可能で、1Hzまで微調整が可能です。今では、OWON XDS3000/3000-E seriesや、Siglent SDS1000X+ seriesのFG機能では、virtual keypadで、1Hzまで、設定周波数を微調整できるようになっているのに反して、逆にKeysight 1000X seriesの信号発生器は、1kHzまでしか、調整できないため、10.000000MHzちょうどを発振できません。このDSO4102Cですが、内部基準による設定周波数は、firmware上ではoffsetは取っていないようで、25MHz設定で、5kHzほど下の周波数を発振するのですが、virtual keypadを装備しているため、25.000000MHzに微調整が可能になっています。

virtual keypad

25.000000MHz 発振するように微調整

ただ、周波数安定度的には、1x10E6程度なので、0.1Hz台はfluctuateします。この価格のFGの安定度は、HDG2022BやSDG1025などの外部基準動作もできるFGの内部基準での安定性と比較し、一桁悪いですが、1Hz台は、短時間では安定していますので、最低、アマチュア無線で受信機修理の時などに使用できるとは言えます。まずは、0.1Hz台まで、keypadで調整できる点がいい点だと思って下さい。第2高調波は、25MHz sine wave出力では、-50dBc程度です。出力レベルは、10mVp-p/Z=50ohmsから3.5Vp-p/Z=50ohmsまで可変可能です。

無線機、受信機の修理、メンテに、-73dBm sine waveをアンテナ入力に入力させる場合、最小出力レベルが、10mVp-p(-36dBm/50ohm)なので、40dB attenuatorを装着して、signal generatorの出力のほうを微調整して、-73dBmになるように調整してやる必要があります。下記の40dB attenuatorを当方でお取り寄せ可能です。DSO4102CのmV台のvoltage set-upは、10mVごとなので、20mVに設定し、40dB attenutionをかけると約-73dBmになります。受信機の調整にはやや誤差があってもいいですが、細かいレベル設定がしたい場合は、dBmで、resolutionがいいsignale generatorが必要ですが、40dB attenuatorでだいたい、区切りよく、約-73dBm程度になります。スペアナ測定の±1.5dBの範囲にははいっています。

0dB/-6dB/-40dB attenuators 価格 1800円

40dB attenuator(BNC) 価格 3000円も入手可能になりました。(2017/12/11)お取り寄せのみ

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=spec&product_id=1195948&category_id=149043&PHPSESSID=0158ad565e32df78442d64f859ce50ae

BNC male ---SMA male変換ケーブル(1m 指定) 価格 1480円


SMA male ---M male 変換ケーブル(50cm 指定) 価格 1780円

上記 3つは、それぞれ、単独入手も可能です。

その他、DSO4102Cのsignal generator BNCコネクターから、無線機/受信機 M型コネクターへの接続変換コネクターやケーブルなどを希望の組み合わせでお取り扱いも致します。

(1)M型male-sma male 変換コネクター 980円

(2)M型male-sma female 変換コネクター 980円


(3)sma male ---sma male cable/20cm cable 2組 1500円

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=spec&product_id=1195626&category_id=149110&PHPSESSID=0158ad565e32df78442d64f859ce50ae

(4)BNC male---sma female 変換コネクター ASK 980円前後

など、希望の変換コネクター、ケーブルの組み合わせになるべく、お答したいとは思います。お問い合わせ下さい。

お問い合わせ

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=spec&product_id=1195626&category_id=149110&PHPSESSID=0158ad565e32df78442d64f859ce50ae


最新の画像もっと見る