青葉城恋唄

仙台生まれ、仙台育ちの40代女性。
日々の生活で考えたことを記す雑記帳。

映画鑑賞記録「ゴールデンカムイ」★★★☆☆

2024年02月05日 | えいが
『ゴールデンカムイ』
監督:久保茂昭
脚本:黒岩勉
原作:野田サトル (集英社ヤングジャンプコミックス刊『ゴールデンカムイ』)
出演:山﨑賢人 山田杏奈 矢本悠馬 大谷亮平 高畑充希




MOVIX仙台にて鑑賞。

観に行ってきました。
いや、行ってしまいました。夫が前向きだったので。
私だけだったら行かなかったかも。

映画は大体原作3巻の3分の1くらいまでの内容を描いていたけど
映画だけだったら10部作くらい必要なのでは?と思うので
きっとどっか削られてしまうんだろうな~と思うと残念。

結論から言うと、やはり原作に思い入れが強すぎて、
観る前の不安を払拭できるほどの満足感は得られなかった。
物足りない。という1点に尽きる。
なので映画作品そのものを純粋に評価することはできない。

クマと狼はやっぱりちょっとぬいぐるみ感がぬぐえなかった。
杉元の救出を映画のクライマックスとするのはちょっと無理があったかも。
馬橇のシーンは見せ場だからか、原作では後方支援だったアシㇼパが
橇に乗り込むことによって鶴見が杉元の相棒であるアイヌの存在に気付くのが早まった。
尺というか今後の展開との関係かな?

同じような改変として梅ちゃんの話をアシㇼパにするのが早かった。
今後のアシㇼパの恋心の描き方が気になる。

ま、まずは第一弾なのでね。完結するかな?


  

昼は富沢のフルーツピークスにて。
ホタテうまい。
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テレビで鑑賞記録「月の満ち欠け」★★☆☆☆

2023年10月30日 | えいが
帰宅後、夫婦で鑑賞。

『月の満ち欠け』2022年・日本
監督:廣木隆一
脚本:橋本裕志
原作:佐藤正午
出演:大泉洋 有村架純 目黒蓮 伊藤沙莉 田中圭 柴咲コウ 菊池日菜子

いやーなんかこわいというか、気持ち悪い話でした。
予想外。

ポスターでは2組の男女の写真と
「生まれ変わってもあなたに会いたい」というコピーがあって、
どちらかのカップルがもう一組に生まれ変わって…ということかと思っていた。
そういう、時空を超えた愛みたいなものを描くのかと。


違った。
いや、描いていたのかもしれないけど、想像とは違っていて、少なくとも私はそこに感動はしなかった。

主人公は大泉洋演じる小山内堅。
彼は事故で妻・梢と娘の瑠璃を失くしてしまう。
8年後、瑠璃の友人だった女性・緑坂ゆいから
「私の娘は瑠璃の生まれ変わりだ」と聞かされる。
しかも死んだ瑠璃も正木瑠璃という女性の生まれ変わりだったと話す。
最後にはその女の子から
「私はお父さんとお母さんの子どもで幸せだったよ」と、
幼かった頃の瑠璃と同じせりふを聞かされる。
そしてラストシーンでは、小山内の母の介護士をしている女性の娘が
亡き妻と同じしぐさで出迎える。

これね、主人公の小山内の立場からしたら恐怖しかないよね。
感動よりも瑠璃の執念が怖い。
作中でも大泉さんが怒っています。
それでも「私はお父さんとお母さんの娘で幸せだったよ」
というセリフには涙を流してしまう。

主人公が瑠璃であったらもう少し感情移入できたかも。

時系列を整理。
1980年 正木瑠璃と哲彦が出会う/堅と梢が結婚
1981年 正木瑠璃死亡/小山内瑠璃誕生
1988年? 小山内瑠璃覚醒
1999年 小山内瑠璃・梢死亡/緑坂るり誕生?
2007年 小山内堅と緑坂るりが出会う/るり(瑠璃)と哲彦再会?

いろいろと不満を挙げてしまうと、まずセット。美術?
高田馬場の駅前が重要な場所として描かれる。
1980年の高田馬場を再現しているらしいけど、
2007年の風景も同じように見えたのが残念。
1980年のシーンが全然それっぽく見えなかった。ファッションとか。

脚本も違和感。
冒頭だから説明したいのか、伊藤沙莉ちゃん演じる緑坂ゆいが
「あなたの娘の瑠璃の誕生日」「奥さんのこずえさん」とか
小山内に対してわかりきったことをいちいち言うのが不自然。

なぜどの子も7歳になると前世の記憶がよみがえるのかが疑問。
正木瑠璃が転生していった理由が「果たされなかった思い」ならば
小山内こずえが転生していた理由は何?
娘の友人だった子の娘(初対面)ばかりか
ずっと仲良くしていた女の子までもが自分の家族の生まれ変わりと知ったら
もう恐怖しかないよね。

ラストの映像にはびっくりを通り越して呆れてしまった。
東京から帰る堅が乗る列車として映るのが北陸新幹線!
あれでは八戸に帰れないよー。
作っている側の不誠実さが伝わってくる。

最近は能天気なアホな役が多かった田中圭の気持ち悪さは良かった。
心の底から嫌悪感が湧きました(笑)。

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テレビで鑑賞記録「劇場版きのう何食べた?」★★★☆☆

2023年10月20日 | えいが
『劇場版 きのう何食べた?』2021年・日本
監督:中江和仁
脚本:安達奈緒子
原作:よしながふみ
出演:西島秀俊 内野聖陽 山本耕史 磯村勇斗 松村北斗 田中美佐子

ドラマ版「きのう何食べた?」のseason2が始まってしまったのであわてて鑑賞。
京都旅行がメインなのかと思っていたらオープニング前に終わってしまったー。
意外といろんなエピソードが詰め込まれていた。
2人とも老いが気になり始めたケンジとシロさん。
何か不穏なことがあると別れよりも「死ぬの・・・?」という思考になる。

田淵くん、season1には出てこなかったけど松村北斗!
原作より性格悪そうだけどまあまあ合ってる。
あ、でもドラマ版season2では別の役者さんだそうで。
残念ー。

映画版ということで盛り上がりが必要なんでしょうね、
原作よりも踏み込んだテーマを描いていた印象があります。

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テレビで鑑賞記録「RRR」★★★★☆

2023年10月16日 | えいが
『RRR』2022年・インド
監督・脚本:S・S・ラージャマウリ
出演:N・T・ラーマ・ラオ・Jr ラーム・チャラン

夫婦で鑑賞。
意外と面白かった。
でも3時間は長い~。インターミッションがありました。

ビームとラーマの友情も良かったし、それぞれの背景も良かった。
意外と細かい伏線回収もしていたし、わかりやすい勧善懲悪ですっきり。
イギリス統治下のインドが舞台なのでイギリス人がめちゃくちゃ悪く描かれていた。
インド映画、見直しました。

もう少し短かったらもっと見るかも。
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映画鑑賞記録「アナログ」★☆☆☆☆

2023年09月28日 | えいが


『アナログ』2023年・日本
監督:タカハタ秀太
原作:ビートたけし
脚本:港岳彦
出演:二宮和也 波瑠 桐谷健太


せっかく試写会に当たったのに仕事の夫から譲ってもらい鑑賞。
会場は電力ホール。満席。

話が進むにつれて周囲からすすり泣きが聞こえてきた。
でも残念ながら私の評価はいまいち。

まず「みゆきがケータイを持っていない」
という設定に深い意味があると思いすぎました。
ただすれ違いを産みたいという制作側の理由のように感じた。

キャストもね・・・。
二宮くんと波瑠ちゃん、どっちも好きですが、
この2人の恋愛はちょっとしっくりこなかった。
やっぱり二宮くんが年上すぎた。
あーでも「セカムズ」はもっと年上の大野くんとの恋愛にキュンとしたなぁ。

(ネタバレありです!これから映画を観る人は
こんなくだらない感想でも読まない方が良いかも)



突然会えなくなった理由も病気というのはありきたり。
私だったら死んでないのに自分の日記を勝手に読まれたらいやだなぁ。

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テレビで鑑賞記録「カツベン!」★★★☆☆

2023年09月16日 | えいが
WOWOWで録画したものを鑑賞。

『カツベン!』2019年・日本
監督:周防正行
脚本:片島章三
出演:成田凌 黒島結菜 永瀬正敏 竹野内豊

ながら見してしまったせいか、あまり響かず。
終始ドタバタしていた感じ。
見る前は勝手に、活弁士を夢見る少年が
良い師匠と出会って成長していくという物語かと思っていたので
そうではなかった・・・という失望が大きかったのかも。

「良い師匠」となりそうな人は出てきたんだけど、
その人との絡みも少なく物足りず。

うーん、あまり記憶に残らなそう。
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DVD鑑賞記録「ある日どこかで」★★★☆☆

2023年07月28日 | えいが
『ある日どこかで』1981年・アメリカ
監督:ジュノー・シュウォーク
脚本:リチャード・マシスン
出演:クリストファー・リーヴ ジェーン・シーモア

なんか、「カルト映画」ファンの間で絶賛されているらしい。
タイミングが合わず、図書館で借りたもののなかなかみられなかったのですが、
予約が入ってしまったので慌てて視聴。

なんか、タイムトラベルの方法が斬新。
その時代の物を身につけて「念じる」笑。
結構力業でした。

過去に行ったリチャードとエリーズが恋に落ちるのは当然だけど、
そこに至るリチャードの行動はまあまあストーカー。
100分くらいの作品なのでテンポはいいけど
少し説明不足な感じもしました。

重要なアイテムであるはずの懐中時計が
リチャードからエリーズに渡る経緯が描かれなかったのは残念。

ラストはホラーでしたね。
こういう結末がファンが多い要因?

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テレビで鑑賞記録「飢餓海峡」★★★☆☆

2023年06月28日 | えいが
数日前に朝テレビをつけたらWOWOWで放送していたのが気になり、
後日オンデマンドで視聴。

長かった。そして終始画面が暗かった。

犬飼と一晩だけ関係を持つ八重のヤバさが気になった。
当時はあれが「純粋」だったってことになる?
犬飼が切った爪で興奮するとか…。
犬飼が本当に強盗も殺人もしていないのであれば、
勢いとはいえ八重を殺してしまうのはやはりいきすぎな気がする。
しかもそれを目撃した書生まで殺すのはちょっと異常。
殺人に対するハードルが低すぎる。
犬飼が殺人を犯してまで守りたかったものが理解できなかった。
「砂の器」ほどの切実さが感じられなかった。
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テレビで鑑賞記録「流浪の月」★★★☆☆

2023年06月23日 | えいが
『流浪の月』2022年・日本
監督・脚本:李相日
原作:凪良ゆう(東京創元社刊 『流浪の月』)
出演:広瀬すず 松坂桃李 横浜流星 多部未華子 白鳥玉季 趣里

多部ちゃんのオーラがまったくなくってびっくり。
最後まで「多部ちゃんに似た女優さん」だと思って観てました。
横浜流星のDV男は「ラスト・フレンズ」の錦戸亮に匹敵するハマり方。

文は本当にロリコンだったのか?
大人の女性に恋愛感情を持てないというのは真実だと思うけど、
だからと言って幼女に興奮するということでもないような。

発育不良の木を引っこ抜いてしまう母親を見る文の目。
あの時に心が壊れてしまったのだろうか。

なんか苦しい映画でした。
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テレビで鑑賞記録「マチネの終わりに」★★☆☆☆

2023年06月12日 | えいが
帰宅後は2人で映画鑑賞。

『マチネの終わりに』2019年・日本
監督:西谷弘
脚本:井上由美子
原作:平野啓一郎
出演:福山雅治 石田ゆり子 伊勢谷友介 桜井ユキ 板谷由夏 古谷一行

原作未読。
ですが、せっかく映像で表現できるのにそれを生かせていない感じがしました。
2人の出会いのシーンとか、なんであんな殺風景な楽屋の廊下なの?
あと、タイトルが蒔野の吐いた水で消されるという演出もあまり良くなかった。
「テロの後、蒔野さんのバッハに救われた」というセリフよりも
パリの部屋で一人で蒔野のCDを聴き、心を落ち着かせる洋子の映像を出したらいいのに。

初対面で2人がどうしようもなく惹かれ合ってしまったということが伝わらないので
その後のやりとりもなんとなく説得力がなく、
なんで蒔野はこんなに洋子に執着しているのか・・・?
という疑問が抜けないまま2人が接近していくのを見せられていった感じ。

2人のすれ違いは今の時代には無理があるかな。
あの後、蒔野が長崎に行けばすぐ解決することだったろうに。
いつ帰ってくるかわからないのに空港で待つってどんだけ不毛なんだ。

そんでそれっきりなのは仕方ないとして、どうしてマネージャーと結婚しちゃうの?
一度は蒔野を選んで婚約を解消したはずなのに、その婚約者・リチャードと結婚した洋子も謎。
そして4年も経ってから、しかも夫の大事なコンサートの直前に罪を告白する早苗も不可解。
そして妻が自ら身を引くってどんだけ都合のいい展開なんだ…。

結局誰にも共感できなかったのがいまいちな評価の原因ですかね。
最後もハッピーエンドには見えなかった。
再会したら幸せが約束されるわけでもないだろうに。

なんとなく全体的な雰囲気とかが「冷静と情熱のあいだ」に似ていた。
でもまったく異なる評価になりました。


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