青葉城恋唄

仙台生まれ、仙台育ちの40代女性。
日々の生活で考えたことを記す雑記帳。

ドラマ鑑賞記録「海に眠るダイヤモンド」第5話★★★★★

2024年11月25日 | てれび
『海に眠るダイヤモンド』
日曜21時~・TBS
脚本:野木亜紀子
出演:神木隆之介 斎藤工 杉咲花 池田エライザ 清水尋也 土屋太鳳 宮本信子

ついにいづみの正体判明!
しかし最大の関心事はそこじゃない。

福岡から追ってきたヤクザの手下に見つかり殺されそうになるリナ。
殺すように命令されて探されてるって何をしたの?
拳銃は一緒に逃げようとしていた恋人のものらしいけど
あの大金はどういういきさつで持っているのか。
お金を返しても許してもらえない罪って何?

「病気のお母さんの治療費を稼ぐ好青年」から豹変した小鉄。
リナが構えた銃を奪うのもその扱いも手馴れている。
そしてその小鉄をためらいなく撃ってしまう進平。
緊迫したシーンの中で進平が戦場で何をして何を見たかも描いている。

「もう誰も愛さない」「独りで生きていく」と言っていた2人が愛し合う。
「愛する人は死んでしまう」という呪いに囚われていたリナが
「進平さん死んじゃうかと思った」というのはその証拠だね。
「罪の共有」というポストを見て「そうだ!」と納得。
リナを殺そうとしていた男を消してしまった罪とともに、
「独りで生きていく」という誓いを破ってしまった罪も共有しちゃうのね。

1話冒頭に出てきたリナの腕に抱かれていた赤ん坊はたぶん玲央の親。
おそらく玲央が「会ったことがない」と言っている父親。
これが誰の子どもなのか。
現代で仲良くなったいづみの孫達はきっと突き止める。

2話からリナが助産婦のような仕事をしているのは
絶対無関係ではないと思うんだよね。
なのでリナの子どもではない可能性もあるのではないか。
であれば鉄平の子どもということもある?でも誰との?

ストによって労働者階級と幹部との溝が浮き彫りになってしまった。
鉱員の息子として勤労課に勤めて職員でありながら鉱員とも仲がいい鉄平。
労働組合の機関紙の記者として働くけれど
「しょせん労働者側には立てん」と言われる百合子。
労働者側の立場を理解しながら炭鉱長の息子として見られる賢将。

賢将が辰雄に掛け合ってくれたおかげで有刺鉄線を普通鉄線に替えたのに
替え忘れた有刺鉄線でけがした鉱員が。
鉄平が「え?賢将に言って(替えたはずなのに)」という言葉尻をとらえて
「賢将(炭鉱長の息子)が有刺鉄線に替えた」という話に歪められる流れが自然。
ありえそうな流れすぎて怖い。

子どもの頃から端島で暮らしてきた賢将なのに
どんどん住民が増えてきた端島ではそれを知らない人も多い。
ビジネスとして割り切る父とは違い苦しむ賢将。

一平に「賢将はうちのカレーが好きなんだ」という話をされたのを覚えていて
家でカレーを作らせる(家政婦さん?)あたり、辰雄も息子に愛がないわけじゃない。
「あんたみたいになりたくない」と言われて傷付いていたし。
でも賢将が本当に好きなのはカレーではないということが理解できていない。
「彼らと馴れ合うな」というのも、当初は端島から出すつもりだったのも
賢将のことを思ってということなんだろうけど。
もどかしい。

一平父ちゃんいいよね。
スト直後に「きれいかもんですね」と言われた賢将の顔を
炭のついた手でつまんで汚す一平父ちゃん。
同時に昔を知らない鉱員に「賢将は俺の息子同然」と告げる。
両者の距離が縮まったかはわからない。でも空気が変わった。
賢将が百合子や鉄平の鼻をつまむシーンもあり、
あれが一平から受け継がれたものだと思うと感慨深い。

「端島を嫌いになりたくない」という賢将は少し救われたかもしれないけど
少しずつ無邪気だった子供時代から変わっていく幼馴染みたち。

いづみと玲央に血縁関係がないのは判明したけど
玲央と鉄平は絶対つながりがあって(だって同じ俳優だから)
だとするといづみと鉄平は結ばれなかったということなんだよな・・・。
そうなると端島での朝子と鉄平のほのぼのシーンも悲しく映る。
「俺が好きになった子は賢将がさらっていっちゃうんだよな」と言っていたのが
伏線になるのであれば、朝子は賢将と結婚するの?
それとも一度は鉄平と結ばれるけど鉄平が亡くなる展開?
東京に出てまったく関係ない人と結婚した?
今のいづみ(朝子)があまり幸せそうではないのが気になります。


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