「かわいそう」という言葉はなんでできたのか。
『フランダースの犬』のネロが「かわいそう」
ドキュメンタリー番組でライオンに食べられるシマウマが「かわいそう」
そんなことを子どもが言ったら感受性が強いといって喜ばれるかも。
でも。
あの人目が見えなくて「かわいそう」
足が悪くて「かわいそう」
お父さんがいなくて「かわいそう」
病気になって「かわいそう」
死んじゃって「かわいそう」
言われてうれしい人っているのかな?
言った方は裏に「自分はそうじゃなくて良かった」
という安心感をもっているんじゃないかな?
「かわいそう」って
なかなか口に出して言えません。