明日はもうに乗って、日本へ。
このタイトル、某ドラマのセリフですが、最近、特にこれを実感させられることが多いので、日本に帰る前にこれだけは書いておきたいと思い、書いています
先月は、二度着物を着る機会があり、サルテリオと共に日本の音楽を、というご要望にお応えさせていただきました。
オリエンテ美術館での宮𢌞正明氏の展覧会のオープニングに引き続き、日本とポルトガルが舞台のフィクション小説をお書きになったポルトガル人の作家、エミリオ・ミランダさんの講演で。
1543年、ポルトガル人が種子島に着いて、見て感じた遠い異国の地は、どんな印象だったでしょうか。エミリオさんご自身はまだ日本に行ったことはないけど、映画や本からたくさん勉強したとおっしゃっていました。まるでご自分がそのポルトガル人であったかのように、面白く語ってくださっていました
さて、私が勤めるサンプ音楽学校は、今年140周年を迎えます。
歴史の始まりは、ある一人の伯爵が楽器を寄贈したことから始まった地元の吹奏楽団。
当時、今のレイリア市にはたったひとつだけで、離れたところから楽団に参加してきた人もいたくらいで、戦争で経済的に苦しくなっても、やめることはなかったそうです。
12月8日に、題して「伯爵の夢」というコンサートが行われました。
現在の吹奏楽団による過去歴代の指揮者が残した楽曲等を演奏、当時の録音も再現されました。さらに、楽団の歴史をグローバルな視点から語ったナレーション付きで。
私も日本語とポルトガル語両方という要望で、コメントさせていただきました
そして、音楽を通していろんなメッセージを感じ、ものすごく感動しました!
140年前の伯爵や楽団員たちは、今のこの姿を想像できたでしょうか。今から140年後、自分は何を残せるだろうか。140年という時の重み、当時の方たちの想い・・・想いだけが生き続けて、現在を創っている。ならば、自分はちゃんとした想いを持って、肉体があるうちに精一杯全うしなければと、愛とパワーをもらえた、素敵なコンサートでした♪
さてさて、そんな想いを25日のクリスマス・コンサートでは皆さんと共有したいと心から願っています
では、行ってきま~す!