「ああ、こうなってしまったか・・・😭 」
思いっきり泣きなさい・・
きっと、もう一人、宇野選手の氷上の姿を見て、大泣きしている人がいるはず・・
GP第3戦フランス杯の男子の戦いが終わりました。
宇野選手は、これまで見たこともない姿の滑りでした。きれいに着氷できた回転は1つだけ、他の全てミスが出ました。
結果は8位。
「この試練を乗り越えて欲しいですね・・・」と解説者の織田信成さん。
人に起こることに無駄はないと言われます。
悲しみは喜びに‥ どん底は上昇のために・・
宇野選手が、コーチなしで今シーズンを戦うと決めたときに、予想できた試練です。
この試練が必要ではないと考えました。
「技を極めることに集中すべき時でしょう」
山田満知子コーチの言葉は
「二人のコーチとは、彼が幼い時から指導を受けてきた関係ですから、離れた方が良い」
先のシーズンから、大会会場に顔を見せるようになった、山田満知子コーチ。
宇野選手の競技が終わると、全身で喜びを表していた樋口コーチの表現が、抑えられてきました。
「山田コーチが何か言っているな・・・」と勘ぐる私の視線。
「女の戦いだけはしてほしくない・・・」
「あぁ・・これは私の女の疑い深さからきている心配にすぎない?」
自問自答が、私の中でありました。
次の高みを目指して、自分から次のコーチを決めて巣立つまで、樋口コーチに任せて欲しかったと思っていました。
今回の宇野選手の姿を、コーチの責任にしても仕方ないですね。
本当にコーチなしは、宇野選手が選んだ試練かもしれないし・・・。
この姿を乗り越えて欲しいと思います。
きっと、樋口コーチは宇野選手のこの涙に「大泣きしているな」と、私の胸が押しつぶされました。