手作り品と講習の店『セレンディピティ』をスタートしたとき、お祝いに来てくださった方に、「神様の言う通り」にしますと話した覚えがあります。
経営については、雇用・能力開発機構 ポリテクセンター茨城で生産経営実務科を6カ月間学んだだけです。実務経験のない経営者として、「神様の言う通り」というしか、将来を語る言葉がなかったのかもしれません。
振り返ると「ああ、もったいなかったなあ‥ バカだったなあ‥ 無知だったなあ‥ 」の言葉が並びます。資金なしだったので、中小企業保証協会から、250万円の借り入れをして、什器などに使いました。まだ、稼働したとも言えない段階から、返済が始まりました。純利益からは、家賃が払えません。
みるみるの内に、お金というものに捉えられた状況です。お金のことを考えずに、一日を過ごすことができなくなりました。なぜ、そのような状況になったかと考えると、まず、お金の本質がわかっていなかった、と思います。使えばなくなる、借りれば返さなくてはならないのがお金。本当に自由にできる、手の中のお金の額というものを、常に知っていなくてはならなかったのですが、私は、気がついていませんでした。何に支払うか、何を支払わないでおくか、賢い判断が必要でした。
とは言え、私なりに、死に物狂いで頑張った気がします。そんな気持ちを知人に話すと、「自分の好きなことをしているんでしょう」と、誰も慰めてくれません。
どうしても、耐えられなくなると、困った時の神頼みと言う訳ではありませんが、布施弁天にお参りをして、気持ちを変えてきました。弁天様が、優しいお顔でいてくださって感謝です。
特に弁財天は「もし人々が、智慧を欲するならば最もすぐれた智を、
財福を求むるならば本当の幸せを、寿命を欲するならば盛んな生命
力を与えよう」等の八つの誓願を立てています。その八本の手の持
物が、それを象徴しています。
そこで清らかな心でひたすらに念願すればこれに感応してくださる
そこで清らかな心でひたすらに念願すればこれに感応してくださる
のであります。このことが千二百年の今日までこの地に栄ゆる所以
なのです。（紅竜山 布施弁天 東海寺ホームページより）
😔弁天様のお札を載せては、畏れ多いですね
申し訳ありません。皆様に良いことを‥願って。
そんなに大切に死守したお店も、10年目のとき、「これでは、あまりに人に迷惑をかけている。誰にも信じてもらえなくなる。立て直すためにいったん立ち止まろう」と決心しました。グジグジと心が悩むのかと思ったら、あにはからんや、といった気持ちで、スパッと吹っ切れて閉店しました。
あんなこんなで、閉店してから2年のときが経ちました。迷惑をかけていた人には、返済し終わり、今、身軽な再スタートを切ろうとしています。
この2年間の私は、どうだったかというと、“本当に大きな学びがあった”、と感じています。何を学んだかと言いますと、人となりの柔軟な生き方や接し方、受け入れ方、お金の使い方や引き寄せ方、そして、私の好きなIT関連の活用の仕方等々、学ぶには十分な時間を過ごすことができました。
もう、立ち上がってもいいな、という気持ちで、空き店舗探しをしていました。ここはどうかなって思っていた貸店舗のことを、不動産会社に問合せ、正式ではありませんが、借りることにしました。
歩き出したら止まらないのが私の選択の仕方です。
7月のハンドメイドジャパンフェスが終わったら、引っ越しします。
再スタートなのですから、これまでの学びを糧にして、成長できます。小人数制ですが、これまで、教室に通ってくださった皆さんを基軸に、新しい受講生の増加、私が手作りした織物やバックなどの販売、地域の手作り名人からの仕入れ、私が出会う優れものの仕入れと販売をやっていきます。
さらに、今、考えていることは、私自身の中から出てくる力を確実なものにして、ブログやアフェリエイトなどのＩＴ上の仕事で収入を得ることです。
さあ、再スタートの秒読みを始めることにしましょう。
😅これは、ポリテクセンター茨城を終了するときに出した起業企画書です。勿論、全くの素人の私が経営を学んだからと言って、優れた企画書は書けませんでしたが、今の私の仕事を考える根底に流れる考えでもあります。
設備及び資金計画や粗利益試算表他は省略します。
セレンディピティが収益の上がる事業に成長したら、次は未来かがやきセンターへと拡大をしたいものです。人生の始まりに幼稚園があるように、人生の終わりには有意義な高齢期を過ごせるかがやきセンターはいかがでしょう。
ああ、夢、夢、夢・・・と言われそうですね。😖 😴
😀 今日は折紙教室でした。
😊 雨の中の咲き始めたモントブレチア」
