私の住む家は、50坪ほどの小さな一軒家です。
この家の建つ地面を見ながら、よく思います。
「この地球で私が自由にできる地面なんだなぁ‥」
そう考えると、本当に不思議です。目に見える地面の面積が、地球の球形の核、マグマを突き抜けた部分に繋がり、上空の宇宙に繋がることが・・・
だからと言って、マグマの一点、上空の空の一点を「私のものですよ」と主張したりはしませんが・・・
でも、やっぱり不思議ですよね・・・・この尊い地球の小さな一点が、私の物ですと言えることが。そして・・・
「どんなに力を出しても、人類が造ることのできない地球のこの小さな地面を、私の物と言えることに喜びを感じます」
勿論、この所有権が絶対的なものではないこと、永遠的なものでないことも分かっていますが・・・。今は、まぎれもなく私の居場所です。
なぜ、こんなことを考えているかと言えば、今日、YouTubでイケハヤさんの「少子化の急激な加速で日本終了」というタイトルの話を聞いたことにあります。
もう、日本は少子化が止められなくて、急激な人口減少が起こっている。2050年には人口が、1億を割り、2060年には8000万人位になるという日本、30年後には高齢者ばかりで変化しにくい社会になっていると話しています。
この流れが、起こりうる現実だとしてしても、納得いかないイケハヤさんの言葉がありました。
「日本は暗くなっていくことは間違いないです。そうなると10代、20代の若者はどうするのがいいかと言いますと、日本を出るのが最適解ですね」
この言葉で、私はこの動画に低評価をクリックしました。
戦争をすることで使われた言葉「愛国心」を同じには使いません。でも、やはり日本に住むものとして、日本を愛して欲しいと思います。
私は、故郷宮崎を思うとき、心が和みます。スイスに行った時、オーストラリアに行った時、はるか遠くから飛行機に乗って、地球の極小面積の我家に帰ったように、自分の帰るべき居場所は、日本と言える若者で溢れて欲しいのです。
未来がない日本だから、日本から出ましょうと言って欲しくないのです。
そうではなく、より良い日本にするために、よりよい政治が行われるように、皆で考えましょうと言って欲しかったと思います。
世界には、国を失った人々が沢山います。
祖国がない悲しみを避けたいと思った瞬間があります。それは小松左京原作の『日本沈没』を見た時です。
・・・・日本沈没 概要・・・・
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この映画を見たのは、私が20代の時です。
海溝が崩れていく様を見て、現実に起こり得ると思いました。
民族大移動が行われ、阿部玲子役のいしだあゆみが、他国の地を列車で移動する、この最後のシーンが忘れられません。
このシーンが強烈な情景として、心を射抜き、国があることの大切さを強く思ったのです。
😁 サザンカの花が咲き始めました
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