吉村知事「N国代表の不払い認めれば大阪府も受信料支払いを拒否」という記事を読み、考えさせられました。
先の参議院選挙で、立候補者が、「NHKをぶっ壊そう!」と声を大にして言っているのは知っていましたが、「何言っているのよ」位の気持ちでした。
上記の吉村知事の主張は、「N国代表・立花孝志氏が受信料を払わないことを容認するなら、大阪府も支払いを拒否する」という話のようです。
何故、こんな選択になったのかなあと思い、立花氏の政見放送をYou Tubeで、聞いてみました。彼自身がNHKの職員であったこと、NHKの職員が不倫したこと、受信料の不払いをしていること、不払いの方法を教えますということ‥等、NHKを攻撃する理由は、いろいろあるようです。
でも、彼は本当に国会議員になって、NHKをぶっ壊そうと思っているのでしょうか? NHKを見ないという人、受信料を払いたくないと思っている人の票を獲得しただけではないのかな‥???
私は、NHKで多くを学んできたと思っています。
決して知識人でも、博識の人でもなく、普通の人間ですけど、私の中に積み重なっているものを、本だけから学ぶことはできませんでした。周囲の環境からだけで、学ぶこともできませんでした。
日本のこと、世界のこと、地球のこと、宇宙のこと、これらを最も多く学ぶことができたのは、NHKの番組からでした。いつも、私の知りたいを満足させてくれたし、そして、なんといっても番組作りの姿勢が、信頼できました。
だから、私たちが信頼できる情報を得るためには、受信料を支払っても良いと考えてきました。
企業の出資や広告料に頼った番組作りは、やはり、公平な内容になりにくいものです。出版会社にいて、その雑誌に掲載する広告に関連する内容は、「良いもの」と表現することが前提の記事作りでした。
きっと、民放の番組作りも、出資者の求める表現を、否定することはできないと思います。
私たちの生活や文化の基盤となる、その根底の部分を学べるものの提供が、NHKの役割なのではないでしょうか?
NHKの運営が、もっと良いものになるように議論されることはあっても、ぶっ壊そうという議論は避けて欲しいと思います。
NHKを嫌いだと思われている方もおいででしょうが、テレビの視聴割合が70%はNHKだという私です。意見の合わないところは読み流してください。
😊 今日、Instagramにも投稿した画像です。
白いグラジオラスとピンクの縁取りがある葵