見出し画像

hitonohuukei

人の風景 emiko life 310話  絵を描くこと

絵を描くことが好きかと聞かれれば・・

「いいえ・・ちょっと?? どちらかと言えば苦手かも・・」

そうですね・・

絵は苦手だと中学生の時、思ったんです。

「絵は、よう描かん!!」

心の中でこう叫んだ瞬間が、今でも記憶に焼き付いています。

中学校の校庭に出て、風景画を描いていました。先生が時々回ってきて、皆が描いているのを覗き込んでいきました。

先生が覗き込んでいる時、私は山の風景を描いていました。

どうしても山が描けない! 焦るけど、遠近法で山を形づけることが出来ないのです。

あのとき、なにか先生がアドバイスをくださったのですが、描けない。

私の気持ちの落ち込みと絵が描けないという思い込みは、相当なものでした。

あの日から、半世紀という年月が経ってしまいました。

これまでの人生で、絵を意識しないで過ごすことが出来たかというと、”NO!”ですね。

絵との関係性を求める気持ちはありませんでしたが、私が起業したことで強い関係ができたようです。

起業した事業・セレンディピティの各種教室の中に「水彩画教室」があります。私が受講生になったのは4,5年前です。

「他の人が絵を描くのを見るだけできてしまったなぁ・・」

始めてみれば、また、中学生の私が顔を出し、

「どう描くの・・??」

受講しても、積極的に絵を描く姿勢ではありません。

3時間の講習時間に出来ることは、デッサンまでで色を塗ることができません。宿題みたいにして仕上げた絵は、何枚もありません。

コロナ禍に入り、休講の期間も長くなりました。

漸く、水彩画教室も再開したので、気を新たに真面目に取り組む決心・・

先ず新たにスケッチブックを買うことにしました。サイズを小さいものにしてみました。


最初から使ったスケッチブック

サイズ:410×318㎜ ➡仕上げたボケの絵


新しく使い始めたスケッチブック
 

サイズ:230×278㎜➡1ページに描いた絵


本当に幼稚園生の絵ですよね。

でも、新しいスケッチブックに描いたときの満足感が忘れられません。

「これで私も絵が描ける!」

何が、この自信になったか・・・

スケッチブックのサイズです。

水彩画を受講して最初に使ったスケッチブックは、大きなサイズ:410×318㎜です。

線1本を、スケッチブックのどの位置に引けばよいのか、わからない状態です。

花1輪の大きさを決めて、どの位置に置けばよいのか・・

心が萎えて、萎えての繰り返し。

コロナ禍で、やはり水彩画をやろう!と決めた時、小さいスケッチブックなら描けるかも・・と。

この迷いが幸運にも、私にとってよい結果を出してくれました。

このサイズのスケッチブックに描く絵は、この大きさだなって、合っていても、いなくても、手が動く範囲で絵が描けてしまうのです。

初めて、絵を仕上げることができると実感しました。

上手いとか下手とかに関係ない数枚の絵が、目の前にあります。私の絵です!

前回、シャクナゲを描きましたが、このときの気持ちの変化が、今日の話題の原点です。

つぼみで描き始めたシャクナゲが、時間中に開花しませんでした。

つぼみの絵が出来ましたが、翌日、きれいなシャクナゲの花が花瓶にありました。

「描かなくっちゃ!」

開花したシャクナゲを描きました。自分から描いたのは初めてです。

2枚目の絵を見て、嬉しかったですね。

しかも、先生に言われて描いたのではありません。自分の心に誘われて描いたのですから・・

「絵を楽しんで描くことが出来たな」

講師の絵を見ながら、
「やはり子供の時から、好きで描いてこないとプロにはなれないなあ」

確かに、もうプロは無理ですが、絵を描くことを楽しむことは出来るようになると思えてきました。

こんな気持ちに誘ってくれた絵です。
(下手はご了解のもとにお目通しください)


シャクナゲはつぼみ

翌日のシャクナゲ

スケッチブックを開いて



絵の上手な人が羨ましいと思ってきました。

でも、ようやく自分の絵がどのように変わっていくのか、楽しみになってきました。

また、きっと、恥ずかしげもなく、こんな絵を描きましたと話題にすることと思います。

その時は、おつきあいください!😁 😇 


オオデマリの花が咲きました。



まだ、緑色の大きな花玉です。

すぐに、日射しを浴びて、真っ白い花玉に変わることでしょう。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「emikoの風景」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2023年
人気記事