京都府高等学校演劇連盟

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創作脚本紹介⑨「ぼくとかっぱ」(『創作脚本集第2号』所収)

2009年11月06日 | 創作脚本
2003年度、第14回創作脚本コンクールで、優秀賞を受賞した作品です。

また、この「ぼくとかっぱ」は、「2003年度近畿高等学校演劇協議会劇作連絡会 優秀創作脚本選考会」へ、京都府として推薦し、選考の結果、「優秀創作脚本」と表彰されました!


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「ぼくとかっぱ」 生徒顧問共同創作〔京都府立洛水高等学校〕


《登場人物》  男3人 / 女6人 
                   
ハル  …畑仕事大好きな女の子。高校2年生
竜一郎 …水泳好きな男の子。高校2年生
淳平  …自称「時代の流れにビンカン」な男の子。高校2年生
明梨(あかり) …竜一郎の従妹。中学3年生
愛花(まなか) …町長の娘
猪子(いのこ) …陀西町の役場観光係。竜一郎のコワい姉
稔(みのる)  …写真家。猪子の大学時代の女友達
竜   …陀西町の町長
香月  …さといもケーブルテレビの女性アナウンサー


《物語》

豊かな里山の、小さな町・陀西町。
そこを流れる川の上流には、でっかいでっかい河童ノ池。
昔々のその昔、河童が「わさわさ」、いっぱいいたそう。

「今でも山盛りいるらしい」
「河童山盛り」
「河童盛り合わせ」
「なんかキュウリのフルコースみたい」

さてさて、そんな河童の池で、稔ちゃんが「河童を、見た!」なんてことになったから、さぁタイヘン!

自信たっぷり、町長の笑い声が響きます。
「『河童のいる町 陀西町』。どうや。キャッチフレーズはこれや!」
「よっしゃ!決まりや!名づけて、蘇る河童伝説あんりみてっど作戦じゃ!ハハハ」

河童は本当にいるのか。
河童で町おこしは成功するのか。
観光客が押し寄せたら、町は安泰なのか。
里山削って、開発を進めるのか。
町の生き残りをかけた、伊香須町との合併話はどうなるのか。

ハル「おじいちゃんが言うてた。地図から町が消えるだけやない。この土地の暮らしが消えるんやって」

テレビ局まで巻き込んでの大騒動。
さぁ、どうなる?陀西町!


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『創作脚本集第2号』(2008年5月刊行)は、京都府高等学校演劇連盟が行っている「創作脚本コンクール」において、1998年度~2007年度に、創作脚本賞を受賞した14作品をおさめたものです。

この脚本集を読んでみたいとお考えの方には、実費(1000円+送料)にてお分けすることが可能です。

京都府高等学校演劇連盟事務局(久御山高校〈TEL 0774-43-9611〉演劇部顧問)
もしくは
京都府立東宇治高校〈TEL 0774-32-6390〉演劇部顧問

までご連絡ください。

また近畿大会(2009年11月21~23日)でも、呉竹文化センターのロビーに置いております。
ご希望の方は、受付等のスタッフにお声かけくださいませ。



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