森の時計 -Another Forest World-

日々の出来事を通して感じたことを気ままに記すブログです。

東京デザイナーズウィーク 2013

2013-10-28 | 日記
明治神宮外苑で10月26日から始まった東京デザイナーズウィークに行った。
http://www.tdwa.com/
仕事帰りでゆっくりは見られなかったけれど・・・出展内容は昨年の方が建築寄りで趣味だったかな。
 

でも「SAPPORO CITY JAZZ in TOKYO」がコラボ企画として同会場で開催されたのは良かった。
ジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子のカルテットが初日に出演すると知って、事前にチケットを購入し、当日は娘と落ち合って会場入りした。
彼女を生演奏で聴いたのは初めてだったが、その圧倒的な表現力と情熱的な演奏は想像以上に素晴らしかった。北海道のワインを傾けながら音楽に酔いしれ、2回のアンコールの選曲も粋で素敵な夜だった。

落日荘 in八郷

2013-10-27 | 日記
10月の中旬、石岡市郊外(旧八郷町)に建てられた「落日荘」の見学会に参加した。
岩崎駿介・美佐子ご夫妻が壮大な計画の下、自力で建設工事を行っていると知ったのは数年前。
いつか見学したいと思っていたのが今回叶った。

工事自体は約八年前に始まったそうで、基礎工事だけで五年を費やしたとのこと。
鉄筋を曲げるのも夫婦二人で力を合わせ行っていたと聞いてビックリした。
設計は駿介氏、瓦屋根・左官は職人に頼んだそうだが、それ以外は全て二人で造り上げたというから言葉がない。
造作工事は美佐子氏、電気・設備工事は駿介氏、という分担と連携が見事に融合した主屋が完成していた。

季節ごとに落日の位置が異なるという素晴らしい眺望のデッキで、最初に建物の概略を伺った。
その後は自由に見学、そしてセミナーで完成までの経緯と岩崎氏のライフワークについて聴講した。
岩崎氏のユニークでエネルギッシュな仕事ぶりには舌を巻く。
奥様の美佐子氏は、芸術家肌というより職人的でとても魅力的な方だった。

これから更に10年くらいかけて、ゲスト棟など敷地全体の計画を完成させるということだ。










鈴木エドワード氏の講演会

2013-10-10 | 日記
水戸市の県民文化センター分館で、鈴木エドワード氏の講演会が先日あった。
「インターフェース~縁側から学ぶ~」というタイトルで、鈴木エドワード建築設計事務所のデザインポリシーを作品を通して聴くことが出来、興味深かった。
講演は、氏の大学時代の卒業設計「空とぶ家」から始まり意表を突かれたが、フランクでウィットに富んだ語り口の一時間半は短く感じられた。

会場で販売されていた氏の最新著書『神のデザイン哲学』は、講演後早々に完売。
殆んどの方が著書へのサインを希望し並んでいたが、ひとりひとりにフルネームを尋ねながら丁寧に対応される先生はチャーミングだった。