森の時計 -Another Forest World-

日々の出来事を通して感じたことを気ままに記すブログです。

のど飴

2012-08-29 | 日記
昨日は朝から一日ずっと講義続きで、午後の後半には喉がザラザラしてきた。
事務局が冷茶や「のど飴」の差し入れなどいろいろ気遣って下さり、お陰で声もかれずに予定通り終えることができた。
それにしても、「のど飴」は本当に効くんだなぁ!・・・と今回は認識を新たにした。
それは「プチミントのど飴」というかわいいパッケージで、製造元は大阪のパイン株式会社とある。
オフィスサイズと謳っているだけあって小粒なのが実によかった。


まつりつくば2012

2012-08-26 | 日記
昨日と今日、つくばの祭りが開催されている。
32回目となる今年のテーマは、市制25周年さらに5月の竜巻災害復興支援ということだ。
昨晩はメインストリートの土浦学園線大通りから、ねぶたや神輿を間近で見物した。
本番までずいぶん熱心に練習したのだろう、お囃子も掛け声も決まっていて迫力があった。

  

大通り真正面にある西武百貨店の食品売場入口で、『冷えたビールを普通の値段で売ってま~す!』と大声を張り上げている店員さんには笑ってしまった。
いつもは整然としているつくば駅付近が、ハッピや浴衣姿の若者や大勢の市民であふれかえり、ペデストリアンデッキや道路脇には屋台がひしめいていて、正に祭り一色。
大子町から来たという屋台で買った「おやき」の皮は、むかし母が作ってくれた「ねぎ味噌まんじゅう」と同じ味がして懐かしかった。

視察研修

2012-08-23 | 日記
2011年茨城建築文化賞で最優秀賞を受賞した茨城キリスト教大学11号館(日立市大みか町)の視察研修に先日参加した。
前半は設計者である日建設計の土屋潔氏から概要説明があり、設計と施工で2年足らずという期間の短さに驚かされた。後半は二班に分かれて、建物を見学しながらポイントや苦労話などフランクな雰囲気で伺うことができた。構内にある白井晟一設計の教会建築「キアラ館」の赤レンガを意識的に11号館にも使ったということだった。


-茨城キリスト教大学11号館-

少し時間に余裕があったので、そのキアラ館にも足を伸ばしてみた。
小じんまりした建物の外観は閉鎖的で、人によっては「古代のノアの箱舟を連想する」というのも分かる気がしたが、礼拝堂に入ると息を呑んだ。時を経てなお人を感動させる作品の力を感じた瞬間だった。


-キアラ館-    

平沢官衙遺跡歴史ひろば

2012-08-19 | 日記
つくば市北条大池の傍に、古代の建物を復元した「平沢官衙(ひらさわかんが)遺跡歴史ひろば」がある。
完成したばかりの頃に研修見学会で訪れ、その後も何回か足を運んだが、昨夜は建物をライトアップし万灯が置かれるというので、初めて日が暮れてから訪れてみた。

駐車場の周囲は暗がりで足元に注意しながら広場へ向かうと、そこには光が演出する幻想的な世界が広がっていた。入口から復元建物まで続く園路の万灯には、子供たちの描いた絵や習字が貼られていて、これが一夜限りと思うとなおさら感慨深かった。



帰り際、思いがけず知人と出会い、このイベントを企画運営する地元メンバーのお一人であることを知った。11月には2週間かけて大掛かりな催しが毎年行われているそうで、晩秋に再訪するのが楽しみだ。
車での帰り道、竜巻で被害を受けまだ復旧されていない家々が点在する北条の街を通りながら、万灯に貼られていた「希望」の文字を思った。

ヒグラシ

2012-08-17 | 日記
このところ、夕方になるとヒグラシの鳴き声を聞く。
私が生まれ育った町にはヒグラシがいなくて、その存在を知ったのは30歳を過ぎてからだったと思う。

ある日、夕飯の支度をしていると、どこからかリズミカルなその「音」が聞こえてきて、目覚まし時計が手違いで鳴り出したのかと思い、本気で家中を探し回った。
しばらくしてから音源は外らしいと気付き、正体は分からないが何て素敵な音だろうと聞き入った。
帰宅した夫にその話をしたところ、ヒグラシだと教えられたのだった。

朝夕に鳴き声を聞くと、今でもふと手を止めてしまう。
森の中で目を閉じてずっと聞いていたら、別世界にいるような心地になるかもしれない。