私が初めてピアノを教えて頂いた
ジャズ喫茶のマスターが亡くなりました。
亡くなった翌日、近しい人だけでマスターを囲み
お別れ会でした。
穏やかな、優しいお顔で
皆の昔話を聞いておられました。
その後私も体調を崩して寝込んでおりましたが
今日から仕事に出ました。
今日はマスターが天国へ旅立って行きました。
ご家族に見守られながら
秋晴れの爽やかな青空の中を。
マスターは私にピアノを弾く楽しさを
教えてくださった方でした。
猫踏んじゃったしか弾けなかった私です。
いきなりジャスピアノなどと、無謀ですね。
それでも弾きたいという熱意の私に
五線譜と鉛筆を持ってくれば教えてあげますと
言って下さいました。
ジャズの譜面の書き方、転調の仕方
コードの押さえ方、刻み方
メロディが弾けなかったから弾き語りで歌いましょうと。
セッションにも参加を勧めてくださり、沢山勉強させて頂きました。
おかげで今は
ピアノを演奏してお金を頂くお仕事をさせてもらえるようになりました。
しかもインストロメンタルで!
最後のマスターとのセッションでも、ピアノ演奏のあと、マスターが拍手で褒めて下さいました。
あの頃に比べたら、少しは良くなったかな?
今日は、天国からマスターの拍手がもらえるように、一つ一つ心を込めて演奏してきました。
マスターどうでしたか?お客さんは喜んでくれましたよ。
まだまだ出来ないことも沢山あるから
夢に出てきてまたいつかのように
ベースで練習お付き合いして下さいね。
きっといつか
私もそっちに五線譜と鉛筆持って行きますので。
勘弁して下さい〜って言われそうだけどね。