「オリーブの小枝」

ピアノ弾き語りと歌作り、暮らしの楽しみ

美しい発音と美しい言葉

2018年08月08日 | 音楽


十数年ジャズを歌いながら
ずっと勉強し続けている「発音」

日本人の中で歌っていても
発音まで気にして聞いている方は
そんなに多くはないと思う。

しかし
数年前、東京で活躍するプロのボーカリストの
英語発音ワークショップを2年ほど受た事があるが、その中で
驚いたことがいくつもあった。


目からウロコ、というやつだ。


美しい発音で歌うと、
曲と一体化する感覚がわかる。


ジャズは英語の歌詞がほとんど
英語の言葉にあったリズム。
日本語で歌うと違和感を感じるのは
同じ意味で歌おうと思っても
言語が違うから。
ボサノヴァのポルトガル語もそうだ。


言葉には言葉の持つリズムがある。
情景を表現する美しい発音も必要だ。
その二つが合わさって初めて
歌の世界観が現れてくるのだとおもう。


英語がわからないという人が聞いても
美しい発音の歌は心地よい。
初めてジャズボーカルを聴いた時
とても美しいと思ったのは
その言葉の響きだった。


日本語の歌も然り。
日本語の歌で長く愛され、親しまれるのは
美しい言葉と発音で歌われているものが多い。
美しい発音は一瞬で
歌の世界へと連れて言ってくれる。


初めてジャズボーカルを聴いた時のように
美しい発音の響きを
心地良さを感じてもらえるよう
学び続けよう。