* ほぐせばいい

物事とは、あらゆる方向から見てみると、

それこそありとあらゆる面を見せてはくれる。

でも、そんなに堅苦しく構えていないでもいいのでは
…という時もある。

幾ら探そうと躍起になってみても片鱗はみつけられても、
最後の「１ピース」がわからなければ
いつまでたってもそれは未完成で、時間ばかり経過してしまい
徒労に終わってしまった。

などという苦い経験を、どなたでも過去にお持ちかとも思う。
勿論、私も残念ながら何度もある＾＾；


素直に、でも、しっかりと視線を合わせるように向き合えれば
時には、こんがらがってしまった事も、何かの拍子に
するするっと、かんたんに、ほぐれていってくれる時もある。

さっきまで、どうしてもできない、と思っていたことが
急にそれほど困難に感じないまま、出来てしまって驚いたり…。
などなど…ね。

１００パーセント、完璧　を求めてしまうと、辛くなる。
ベストを尽くそうという思いと矛盾しているかもしれぬが
「～ねばならぬ」を先に、掲げてしまうと、窮屈で仕方ない。

　
　　私はそういう意味で、人を縛ったり、強制するのは好まない。

それは、まるでコチコチに固まってしまった粘土を連想させる。

もしも、コチコチに固まってしまっていたら、もういちど練り直し
滑らかな触感になるまで、根気良く、練ったらいい。

もうどうしようもないくらいに毛糸球が、こんがらがってしまったと
いうような、シンドイ事柄があっても、糸口を丹念に探し、
そこから、徐々に、ほぐして行けばいい いつか、毛糸球も綺麗にほぐれ
一本の真っ直ぐな「毛糸」になる。

時間が掛かるかもしれないけれど、それが良い。

　ほぐせばいいのだ。

　そう、想う。


　　　　*・・・穏やかなテンポで歩きたい・・・*