処感

日々、想うままに綴る言の葉の置き場
My dear Life!

*再び、西行・・・。

2005-06-23 05:19:48 | 日本文学・古典

花にそむ心のいかでのこりけむ
       
捨てはててきと思ふわが身に

西行 「山歌集」より

出家した、西行がどうしても捨てきれなかったものが
花(桜)に対する強い執着だったことが上記の一首からも
窺い知ることができる気がする。

云わば、出家者とすると異形でさえあると感ずる。
全てを捨て去り出家した筈の西行、身勝手な西行

しかし、その心の奥には捨てきれず残る炎が
燃え盛り続けたのだろうと察する。

人の心 一度 火が付いたら
なかなか、消え去りはしないのが
自然なのか・・・。どうなのだろう・・・。




シアンクレール亭は今日も梅雨寒の為か
朝から、旅人の訪問が絶えない。
マスターが淹れる芳ばしい珈琲の香が
なんとも嬉しい...。私も戴いて少し
読書でもしようかしら(笑)

 


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