花にそむ心のいかでのこりけむ
捨てはててきと思ふわが身に
西行 「山歌集」より
出家した、西行がどうしても捨てきれなかったものが
花(桜)に対する強い執着だったことが上記の一首からも
窺い知ることができる気がする。
云わば、出家者とすると異形でさえあると感ずる。
全てを捨て去り出家した筈の西行、身勝手な西行
しかし、その心の奥には捨てきれず残る炎が
燃え盛り続けたのだろうと察する。
人の心 一度 火が付いたら
なかなか、消え去りはしないのが
自然なのか・・・。どうなのだろう・・・。
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シアンクレール亭は今日も梅雨寒の為か
朝から、旅人の訪問が絶えない。
マスターが淹れる芳ばしい珈琲の香が
なんとも嬉しい...。私も戴いて少し
読書でもしようかしら(笑)
From★Eruzeッ Mint.mamu…★