大阪市では、
5年前から全職員に対して人事考課を実施し、
その結果を賞与や昇給、昇任等に反映させています。
それまでは、
旧4級職(主務:現3級職)以上の職員に対して勤務評定を行い、
昇任や人事異動に反映させていました。
ただ、
賞与は基本一定額、
昇給は年功に配慮したものになっていたということで、
民間とかけ離れているという上山教授等の指摘により、
職員全員に対する人事考課制度に変更し、
その成績によって賞与額や昇給幅、昇任の材料になっています。
そのランク分けは課長代理以上で5段階、係長以下で4段階に分かれます。
S 課長代理以上:評点4.5以上で上位5%
A 課長代理以上:評点3.5以上で、次いで20%
係長以下:評点3.5以上で上位30%
B S、A、C、D以外
C 評点2.5未満
D 評点1.5未満
その人事考課には、まず自己評価を行います。
そこで、
私が今年受けている人事考課の項目と自己評価を紹介したいと思います。
(ここからは公にはなっていませんが、
考課項目については情報公開の対象ですし、
自分の自己評価は私のことなので特段差しさわりはないと思い公表します。)
人事考課は、
各項目を5点満点で評価し、
その平均点でランク分けがされます。
点数の付け方は以下のとおりです。
5点:当該職務・職階の期待レベルをはるかに上回った(数値的指標150%以上)
着眼点に示す行動が十分とられており、上位の職(級)においても十分対応可能な仕事ぶりである。
4点:期待レベルを上回った(数値的指標125~149%)
着眼点に示す行動が的確にとられており、他職員の模範となっている。
3点:期待レベルに達した(数値的指標100~124%)
着眼点に示す行動がとられており、業務を円滑に遂行している。
2点:期待レベルを下回った(数値的指標50~99%)
着眼点に示す行動は見受けられるが、円滑な業務遂行に至っていない。
上司が指導の機会を設けなければならない水準。
1点:期待レベルを大きく下回った(数値的指標49%以下)
着眼点に示す行動をとられていないことが多く、業務に支障をきたしている。
日常的に上司が指導の機会を設けなければならない水準。
(評価点間に属すると認められる場合については、
その中間点の点数(4.5点、3.5点、2.5点、1.5点)とすることができる。)
この指標を参考にして考課項目と自己評価点を見てください。
○業績・仕事の成果(配分25%)
<着眼点>担当業務を正確かつ効率よく処理し、業務目的の達成と円滑な遂行に貢献したか。
疑問や問題意識を持ち、状況を把握するとともに、妥当な判断を下したか。
常に仕事の手順や段取りを考えて行動し、一定時間内に対応することができたか。
<自己評価>2.0(達成度65%)
仕事をきちんとしたかってことなんですが、
なかなか自分では段取り良くしようとしても市民からの応対もあり、
また、端末の稼働時間が遅くても午後8時までとなっていて、
時間との戦いとなっている結果で市民に迷惑をかけることもあることから評価しました。
○業績・表彰実績(加算項目)
<採点方法>市長表彰受賞(職員提案制度・提案たまご育てる制度における最優秀・優秀・優良賞受賞等)→0.2
所属内表彰制度に基づく所属長表彰受賞→0.1
<自己評価>なし
市長表彰を受けるのって本当に3万ほどの職員でほんの数人ですし、
所属長表彰って局長・区長表彰なのでこちらもなかなか出ません。
ちなみに私の所属では表彰実績の加算者はいないそうです。
○能力・市民志向(配分10%)
<着眼点>法令を遵守するとともに、「市民の要請(市民のニーズ)」を正しく理解し、
これに応えるよう日々の業務にあたっていたか。
来庁者や市民に対して丁寧かつ公正・公平、誠実な態度で応接していたか。
常にコスト意識とコンプライアンス意識を持ち、時間・経費面での効率性を意識し、
かつ公正な職務を遂行できていたか。
<自己評価>2.0(達成度70%)
これも仕事の成果と似たような結果になってしまいます。
法令順守と市民の要請にこたえることのバランスの難しさから考えると、
100%達成することは正直難しいですね。
また、コスト意識で言うと、サービス残業をすれば経費を効率化しているともいえますが、
法令順守の面でいうと絶対に駄目ですし、やっぱり難しいですね。
○能力・企画立案力(配分5%)
<着眼点>様々な情報分析のもと的確に課題を掌握し、問題解決に向けた実現性ある提案をすることができたか。
与えられた課題について問題点を分析・把握し、定められた期間内に計画を策定することができたか。
市民の目線・全庁横断的視点・費用対効果等、広範的で独自の観点から企画立案することができたか。
<自己評価>2.0(達成度55%)
この項目は所属によってはそもそも設定することに無理がある項目です。
私の職場も国の法律や府の条令がベースになる事業が多く、
市レベルで変更することもできないので、
事務改善とか小さなレベルでの企画しかできない実情でこの項目をつけるのは難しいです。
1.5をつけるべきかもと思いましたが、
業務の支障はきたしていないと思い2.0にしました。
○能力・理解説明力(配分10%)
<着眼点>物事の意味を正しく理解するとともに、新しい事柄についてもその意味を正確に理解できていたか。
業務の目的、内容、自己の役割を的確に認識・把握し、適切な説明を行えていたか。
組織の方針や目的等を論理的に説明するなど、相手方の理解・納得を得るような折衝を行えていたか。
<自己評価>2.5(達成度85%)
大体はできていると思っていますが、
100%できているかといわれるとそうでもない部分もあったりするし、
相手方=市民の理解・納得を得ているかといわれるとどうなんだろうという部分があるのでこの点です。
去年までの評価基準だったら3をつけてますけどね。
○能力・知識等の習得活用(配分15%)
<着眼点>担当業務に関する知識・技能(関連法規や機器操作等)を十分に理解し、仕事に活用していたか。
研修等を通じ、必要な情報を収集・調査・研究し、業務に対する理解度を高めていたか。
市の運営方針や運営状況を理解し、職務を遂行していたか。
<自己評価>3.0(達成度100%)
これは正直言って係長よりできていると思って達成度100%にしました。
担当業務だけでいうと私は係長より1年早く就いていますが、
大阪市としては私より係長のほうが10年ほど早く来ているのだから市政の理解も上でないと困るのに、
過去にもこだわったりするもんだから結局私が係長のような動きもしないといけないっていうこともあるので、
あえてここだけ3にしました。
○能力・積極性(配分10%)
<着眼点>自ら担当業務に対して前例に固執することなく新たな手法を試みるなどチャレンジ的に取り組んでいたか。
建設的な意見やアイデアを上司や先輩職員に対しても自発的に提案していたか。
自ら業務一般にかかわって、改善や工夫などの提案を行っていたか。
<自己評価>2.5(達成度75%)
自分のこととしてみたら100%に近いのですが、
ここは部下への指導も入っていくことと、
ツイッターやフェイスブックの活用も係わっていく部分もあるので、
そのへんは少し低めになります。
ツイッターやフェイスブックの個人の関与も求められていますが、
正直ツイッターの実名での関与は勘弁してほしいですね。
今のところ実名の関与はフェイスブックに留めています。
○組織運営・指導育成力(配分5%)
<着眼点>人材育成の重要性を認識し、職務遂行を通じた指導等(OJT)による人材育成に主体的に取り組んだか。
後輩や部下職員の能力・適性に応じた指導・助言等を行い、人材を育てる職場づくりに取り組んでいたか。
<自己評価>2.0(達成度70%)
私の職場に男性の後輩がほとんどいなく、女性の後輩が結構いるという状況下で、
この項目は結構キツイです。
自分なりにはやっているので2にしていますが、
男だったらしっかり言えるのにって思うことは多々あります。
○組織運営・協調性(配分10%)
<着眼点>周りの職員と十分なコミュニケーションを図り、円滑な組織運営に貢献できていたか。
担当以外の業務であっても、組織の現状やその業務の状況を理解し、協力できていたか。
周りの職員とお互いの業務に関連する情報や意見の交換を行うなど、組織内の状況把握に努めていたか。
<自己評価>2.0(達成度70%)
この項目も女性が多い職場になるとキツイですよね。
セクハラには人一倍気を使っているつもりですが、
相手はどう思っているのでしょうねぇ。
○組織運営・規律性(配分10%)
<着眼点>職員としての自覚と認識を持ち、服務規律を遵守するとともに、
上司の指示・命令に従い誠実に業務を遂行していたか。
職員のモラル向上を図るなど、職場秩序の維持・向上に努めていたか。
自らが全体の奉仕者であることを常に念頭に置き、公務員としての信頼を失うことのないよう、
社会規範に従った規律ある行動をとっていたか。
<自己評価>2.5(達成度75%)
この項目は今年初めてできました。
もちろん大切なことなのですが、こう着眼点にされて振り返ると、
とてもじゃないけど100点とは言えないですよね。
●自己評価による評点 2.3
私の仕事ぶりを知っている市民が見たら、
なにをうぬぼれてるんやって言われそうな点数ですが、
とりあえずこれで係長に提出したいと思います。
明日提出して、
係長が1次評価者として採点し、
係長の採点を基に課長が2次評価者として採点し、
2次評価者の採点で人事担当がランク分けをして決定します。
つまり、
各課の課長の裁量によって決まることになります。
ただ、
これは聞いた話なのですが、
自己評価と評価者の評価に2点以上差があるときは、
別に理由を提示することが義務付けられているとのことから、
わざと自己評価を4以上にしている職員もいてるとか。
個人的には、
自己評価は3以下にすべきだと思うのですが、
そう思わない人が多いみたいで、
4や5をつけても放置しているのが現状です。
また、
逆に1をつけるのもご法度になっていて、
私は1を2に書き換えたこともあります。
(これも1を3にするのに理由がいるためなんですが...。)
そのため、
人事考課に自己評価があることによって、
結構ストレスを感じます。
これは私だけじゃないはずです。
こんなことで仕事の時間を割くぐらいなら、
普段の仕事に充てたいくらいです。
まあ、
それで私はこの3連休を利用しているわけですが、
民間企業はどうなんでしょうねぇ。
これでも甘いかもしれませんが、
私の自己評価を出してみました。
この最終結果は11月末に発表され、
12月の賞与、1月の昇給に反映されます。
例年だと6月の賞与もこの結果に反映されていたのですが、
今年度は来年の4月にもう一度人事考課があり、
今度は相対評価(S5%、A20%、B60%、C10%、D5%)で決まります。
各項目の評点3の指標を「概ね期待レベルに達している」から「期待レベルに達した」に変わったので、
ひょっとしたら今回はC、Dが多くなって、
年度末の評価でC、Dが一定率になるので今回より少なくなるかもしれません。
それでも今までに比べたら格段に増えることになりますが、
これが民意なのできちんと受け入れていくつもりです。
こんな感じで、
大阪市職員の人事考課制度を私の自己評価とともに紹介しました。
この人事考課にご意見のある方は、
ドンドン市民の声にお寄せください。
次回の人事考課は来年4月、
今から意見を言っていただきましたら、
ひょっとしたら反映してくれるかもしれません。
それにしても、
よく「.5」の制度を入れてくれたものです。
もしこれがなくて、
達成度100%でないと3はつけないってなったら、
ほとんどの職員がC以下になるところです。
考える人もすごいと思います。
5年前から全職員に対して人事考課を実施し、
その結果を賞与や昇給、昇任等に反映させています。
それまでは、
旧4級職(主務:現3級職)以上の職員に対して勤務評定を行い、
昇任や人事異動に反映させていました。
ただ、
賞与は基本一定額、
昇給は年功に配慮したものになっていたということで、
民間とかけ離れているという上山教授等の指摘により、
職員全員に対する人事考課制度に変更し、
その成績によって賞与額や昇給幅、昇任の材料になっています。
そのランク分けは課長代理以上で5段階、係長以下で4段階に分かれます。
S 課長代理以上:評点4.5以上で上位5%
A 課長代理以上:評点3.5以上で、次いで20%
係長以下:評点3.5以上で上位30%
B S、A、C、D以外
C 評点2.5未満
D 評点1.5未満
その人事考課には、まず自己評価を行います。
そこで、
私が今年受けている人事考課の項目と自己評価を紹介したいと思います。
(ここからは公にはなっていませんが、
考課項目については情報公開の対象ですし、
自分の自己評価は私のことなので特段差しさわりはないと思い公表します。)
人事考課は、
各項目を5点満点で評価し、
その平均点でランク分けがされます。
点数の付け方は以下のとおりです。
5点:当該職務・職階の期待レベルをはるかに上回った(数値的指標150%以上)
着眼点に示す行動が十分とられており、上位の職(級)においても十分対応可能な仕事ぶりである。
4点:期待レベルを上回った(数値的指標125~149%)
着眼点に示す行動が的確にとられており、他職員の模範となっている。
3点:期待レベルに達した(数値的指標100~124%)
着眼点に示す行動がとられており、業務を円滑に遂行している。
2点:期待レベルを下回った(数値的指標50~99%)
着眼点に示す行動は見受けられるが、円滑な業務遂行に至っていない。
上司が指導の機会を設けなければならない水準。
1点:期待レベルを大きく下回った(数値的指標49%以下)
着眼点に示す行動をとられていないことが多く、業務に支障をきたしている。
日常的に上司が指導の機会を設けなければならない水準。
(評価点間に属すると認められる場合については、
その中間点の点数(4.5点、3.5点、2.5点、1.5点)とすることができる。)
この指標を参考にして考課項目と自己評価点を見てください。
○業績・仕事の成果(配分25%)
<着眼点>担当業務を正確かつ効率よく処理し、業務目的の達成と円滑な遂行に貢献したか。
疑問や問題意識を持ち、状況を把握するとともに、妥当な判断を下したか。
常に仕事の手順や段取りを考えて行動し、一定時間内に対応することができたか。
<自己評価>2.0(達成度65%)
仕事をきちんとしたかってことなんですが、
なかなか自分では段取り良くしようとしても市民からの応対もあり、
また、端末の稼働時間が遅くても午後8時までとなっていて、
時間との戦いとなっている結果で市民に迷惑をかけることもあることから評価しました。
○業績・表彰実績(加算項目)
<採点方法>市長表彰受賞(職員提案制度・提案たまご育てる制度における最優秀・優秀・優良賞受賞等)→0.2
所属内表彰制度に基づく所属長表彰受賞→0.1
<自己評価>なし
市長表彰を受けるのって本当に3万ほどの職員でほんの数人ですし、
所属長表彰って局長・区長表彰なのでこちらもなかなか出ません。
ちなみに私の所属では表彰実績の加算者はいないそうです。
○能力・市民志向(配分10%)
<着眼点>法令を遵守するとともに、「市民の要請(市民のニーズ)」を正しく理解し、
これに応えるよう日々の業務にあたっていたか。
来庁者や市民に対して丁寧かつ公正・公平、誠実な態度で応接していたか。
常にコスト意識とコンプライアンス意識を持ち、時間・経費面での効率性を意識し、
かつ公正な職務を遂行できていたか。
<自己評価>2.0(達成度70%)
これも仕事の成果と似たような結果になってしまいます。
法令順守と市民の要請にこたえることのバランスの難しさから考えると、
100%達成することは正直難しいですね。
また、コスト意識で言うと、サービス残業をすれば経費を効率化しているともいえますが、
法令順守の面でいうと絶対に駄目ですし、やっぱり難しいですね。
○能力・企画立案力(配分5%)
<着眼点>様々な情報分析のもと的確に課題を掌握し、問題解決に向けた実現性ある提案をすることができたか。
与えられた課題について問題点を分析・把握し、定められた期間内に計画を策定することができたか。
市民の目線・全庁横断的視点・費用対効果等、広範的で独自の観点から企画立案することができたか。
<自己評価>2.0(達成度55%)
この項目は所属によってはそもそも設定することに無理がある項目です。
私の職場も国の法律や府の条令がベースになる事業が多く、
市レベルで変更することもできないので、
事務改善とか小さなレベルでの企画しかできない実情でこの項目をつけるのは難しいです。
1.5をつけるべきかもと思いましたが、
業務の支障はきたしていないと思い2.0にしました。
○能力・理解説明力(配分10%)
<着眼点>物事の意味を正しく理解するとともに、新しい事柄についてもその意味を正確に理解できていたか。
業務の目的、内容、自己の役割を的確に認識・把握し、適切な説明を行えていたか。
組織の方針や目的等を論理的に説明するなど、相手方の理解・納得を得るような折衝を行えていたか。
<自己評価>2.5(達成度85%)
大体はできていると思っていますが、
100%できているかといわれるとそうでもない部分もあったりするし、
相手方=市民の理解・納得を得ているかといわれるとどうなんだろうという部分があるのでこの点です。
去年までの評価基準だったら3をつけてますけどね。
○能力・知識等の習得活用(配分15%)
<着眼点>担当業務に関する知識・技能(関連法規や機器操作等)を十分に理解し、仕事に活用していたか。
研修等を通じ、必要な情報を収集・調査・研究し、業務に対する理解度を高めていたか。
市の運営方針や運営状況を理解し、職務を遂行していたか。
<自己評価>3.0(達成度100%)
これは正直言って係長よりできていると思って達成度100%にしました。
担当業務だけでいうと私は係長より1年早く就いていますが、
大阪市としては私より係長のほうが10年ほど早く来ているのだから市政の理解も上でないと困るのに、
過去にもこだわったりするもんだから結局私が係長のような動きもしないといけないっていうこともあるので、
あえてここだけ3にしました。
○能力・積極性(配分10%)
<着眼点>自ら担当業務に対して前例に固執することなく新たな手法を試みるなどチャレンジ的に取り組んでいたか。
建設的な意見やアイデアを上司や先輩職員に対しても自発的に提案していたか。
自ら業務一般にかかわって、改善や工夫などの提案を行っていたか。
<自己評価>2.5(達成度75%)
自分のこととしてみたら100%に近いのですが、
ここは部下への指導も入っていくことと、
ツイッターやフェイスブックの活用も係わっていく部分もあるので、
そのへんは少し低めになります。
ツイッターやフェイスブックの個人の関与も求められていますが、
正直ツイッターの実名での関与は勘弁してほしいですね。
今のところ実名の関与はフェイスブックに留めています。
○組織運営・指導育成力(配分5%)
<着眼点>人材育成の重要性を認識し、職務遂行を通じた指導等(OJT)による人材育成に主体的に取り組んだか。
後輩や部下職員の能力・適性に応じた指導・助言等を行い、人材を育てる職場づくりに取り組んでいたか。
<自己評価>2.0(達成度70%)
私の職場に男性の後輩がほとんどいなく、女性の後輩が結構いるという状況下で、
この項目は結構キツイです。
自分なりにはやっているので2にしていますが、
男だったらしっかり言えるのにって思うことは多々あります。
○組織運営・協調性(配分10%)
<着眼点>周りの職員と十分なコミュニケーションを図り、円滑な組織運営に貢献できていたか。
担当以外の業務であっても、組織の現状やその業務の状況を理解し、協力できていたか。
周りの職員とお互いの業務に関連する情報や意見の交換を行うなど、組織内の状況把握に努めていたか。
<自己評価>2.0(達成度70%)
この項目も女性が多い職場になるとキツイですよね。
セクハラには人一倍気を使っているつもりですが、
相手はどう思っているのでしょうねぇ。
○組織運営・規律性(配分10%)
<着眼点>職員としての自覚と認識を持ち、服務規律を遵守するとともに、
上司の指示・命令に従い誠実に業務を遂行していたか。
職員のモラル向上を図るなど、職場秩序の維持・向上に努めていたか。
自らが全体の奉仕者であることを常に念頭に置き、公務員としての信頼を失うことのないよう、
社会規範に従った規律ある行動をとっていたか。
<自己評価>2.5(達成度75%)
この項目は今年初めてできました。
もちろん大切なことなのですが、こう着眼点にされて振り返ると、
とてもじゃないけど100点とは言えないですよね。
●自己評価による評点 2.3
私の仕事ぶりを知っている市民が見たら、
なにをうぬぼれてるんやって言われそうな点数ですが、
とりあえずこれで係長に提出したいと思います。
明日提出して、
係長が1次評価者として採点し、
係長の採点を基に課長が2次評価者として採点し、
2次評価者の採点で人事担当がランク分けをして決定します。
つまり、
各課の課長の裁量によって決まることになります。
ただ、
これは聞いた話なのですが、
自己評価と評価者の評価に2点以上差があるときは、
別に理由を提示することが義務付けられているとのことから、
わざと自己評価を4以上にしている職員もいてるとか。
個人的には、
自己評価は3以下にすべきだと思うのですが、
そう思わない人が多いみたいで、
4や5をつけても放置しているのが現状です。
また、
逆に1をつけるのもご法度になっていて、
私は1を2に書き換えたこともあります。
(これも1を3にするのに理由がいるためなんですが...。)
そのため、
人事考課に自己評価があることによって、
結構ストレスを感じます。
これは私だけじゃないはずです。
こんなことで仕事の時間を割くぐらいなら、
普段の仕事に充てたいくらいです。
まあ、
それで私はこの3連休を利用しているわけですが、
民間企業はどうなんでしょうねぇ。
これでも甘いかもしれませんが、
私の自己評価を出してみました。
この最終結果は11月末に発表され、
12月の賞与、1月の昇給に反映されます。
例年だと6月の賞与もこの結果に反映されていたのですが、
今年度は来年の4月にもう一度人事考課があり、
今度は相対評価(S5%、A20%、B60%、C10%、D5%)で決まります。
各項目の評点3の指標を「概ね期待レベルに達している」から「期待レベルに達した」に変わったので、
ひょっとしたら今回はC、Dが多くなって、
年度末の評価でC、Dが一定率になるので今回より少なくなるかもしれません。
それでも今までに比べたら格段に増えることになりますが、
これが民意なのできちんと受け入れていくつもりです。
こんな感じで、
大阪市職員の人事考課制度を私の自己評価とともに紹介しました。
この人事考課にご意見のある方は、
ドンドン市民の声にお寄せください。
次回の人事考課は来年4月、
今から意見を言っていただきましたら、
ひょっとしたら反映してくれるかもしれません。
それにしても、
よく「.5」の制度を入れてくれたものです。
もしこれがなくて、
達成度100%でないと3はつけないってなったら、
ほとんどの職員がC以下になるところです。
考える人もすごいと思います。
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