しがない公務員の大阪通信

大阪在住、在職の公務員が大阪の過去、今、そして未来を考えます。

公務員のあり方2~公務による被災者支援のあり方

2011-06-15 | 今日の出来事
大阪府のある議員が、
大阪市が行っている東北への被災地支援のうち、
瓦礫撤去に清掃作業員が行っていることに対し、
「瓦礫撤去は単なる平松市長のパフォーマンスでは?
瓦礫撤去は近隣の自治体に任せて、
新幹線移動に掛かる公費を寄付されてはどうでしょう」
「瓦礫撤去という単純作業のためにはるばる大阪市から大挙して新幹線で出かけるなら、
新幹線の料金を寄付すればいいじゃないですか?」
とツイッターでつぶやいていました。
 
そのことに対し、
さまざまな意見が6月12日深夜から明くる13日にかけて続けられています。
 
私個人としては、
大阪市職員が行くことに対しては特に異論はありませんが、
公務として作業員を指名して行くのではなく、
せっかくのボランティア休暇を利用させても良かったのではと思います。
 
もちろん、
清掃作業員も含めて人員が余っているわけではありません。
 
瓦礫撤去以外にも、
給水作業や仮設住宅の支援も行っています。
 
ただ、
公務員に限らず、
年がら年中暇している職員はいないですが、
年がら年中忙しい職員ばかりというわけでもありません。
 
当然季節的に仕事の少ない人もいますし、
一月の中で忙しいときと暇なときのばらつきがある人もいます。
 
そんな人たちに行ってもらっても良かったのではないかなと思っています。
 
そのためのボランティア休暇じゃないかなと思います。
 
そんな中、
大阪市職員がわざわざ東北まで行くこと自体おかしいと思っている人が多いようです。
 
現在大阪市のこの取り組みに対するアンケートを緊急実施していますが、
ここでの意見では、
橋下知事が検討していた「無給によるボランティア休暇」にすべきとの声が圧倒的に多いです。
 
もちろん「ボランティア=無給」との考えに基づくものが多いでしょうが、
このことは「単純作業による被災地支援=無償による支援=給料カットやむなし」になってしまいます。
 
どうも「公務員=全体の奉仕者」との考えから、
ボランティアに行くこと自体否定的な方が多いようです。
 
「被災者への支援=一部の人への奉仕」と取られかねないと思うのは私だけでしょうか。
 
公務員だから仕方がないのでしょうか?
 
明日も自問自答しながら目の前の仕事を片付けます。
 
他にもこんなアンケートも実施してます。
公務員の適正給与
公務員にいらない休暇
国歌斉唱時に起立しない教員に対する処分は?
ぜひ参加してください。

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