大好きな映画を観るのは3回目。今回は、英語リスニングの勉強を兼ねて、字幕なしで見ました。
この映画は、うつ病のような精神疾患を患った主人公の男性、女性が、いろいろ苦しみながら、家族の支えを受けながら回復していく話。
躁鬱病を患った主人公を演じるブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスの迫真の演技が、圧倒的です。
愛する人を失ったショックで精神的に傷ついた主人公。焦ったり、衝動的な行動をとる主人公たちを見ることは、本当につらいです。それでも、家族の支えを得て、回復してくる主人公たち。さらに、映画のクライマックスとして、野球の最終試合とダンス・コンテストがあって、という映画。
デ・ニーロとジャッキーーが・ウィーバーが、ブラッドリー扮するうつ病の次男のお父さんとお母さんを演じています。デニーロは、野球狂の、すこしいかれた、それでも家族を心から愛するお父さんを演じていて、共感できます。
リスニングの教材としても、良い。ブラッドリーとジェニファーの発音はとても聞きやすい。スラングなど汚い言葉もでてきますが、アクション映画やギャング映画ほどではありません。TOEICでいうと、730点くらいあれば、何とか字幕なしでストーリーを追えると思います。
ひとつこの映画のつらいところは、躁鬱病患者の姿を映画を通じてみるところ。愛する人がメンタルに傷ついている状態を観るのは、たとえ映画の中であるとはいえ、つらいことです。
傷ついた愛する人を見守る家族たち、傷つき苦しみながら回復してくる主人公たち。やはりこの映画は素敵だな、と思いました。
---------------------------------
それぞれに愛する人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、涙と笑いでつづるヒューマン・コメディー。オスカーで6部門にノミネートされた『ザ・ファイター』のデヴィッド・O・ラッセル監督が、人生の再起に懸ける男女をハートフルに描く。主演は、『ハングオーバー!』シリーズのブラッドリー・クーパーと『ウィンターズ・ボーン』のジェニファー・ローレンス。さらにロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァーらベテランが脇を固める。シネマトゥデイ