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書評『思い描いた未来が現実になるゴールドビジョン』(久野和禎著)

2018-12-21 08:14:25 | 書評
思い描いた未来が現実になる ゴールドビジョン
久野 和禎
PHP研究所


プロコーチの久野先生の自己啓発の本。実現方法がわからないような現状では考えられない大きなゴール「よいゴール」を目指して、無意識を味方につけてゴールを達成しようという本です。苫米地先生のお弟子さんらしく、ホメオスタシス、コンフォートゾーン、RASといったコンセプトが、ゴールドビジョン・メソッドを支えています。

脳の働きばかり書いているわけではなく、ご自身やコーチの実例を挙げて、とてもわかりやすく書いています。実現困難なゴールを設定して紙に書いて持ち歩く、というのは、他の本にも書いていますが、無意識、セルフトーク、人を巻き込むことを味方につけてゴールを実現する、という説明の流れがとてもわかりやすく、新たな気づきを得ることもできました。

この本を読んで一番よかったのは、自分のゴールドビジョン16個を作ることができたことです。久野先生の「実現方法がわかる悪いゴール」という考えにしたがって、実現の道筋がすぐにたてられないようなゴールを作れました。

この本で得た気づきは、
1)ゴールドビジョン実現には「未来を視る力」「自分を信じる力」「人を巻き込み動かす力」が必要。

この本で重要だと説明されている「未来を視る力」をつけていきたいと思いました。これまでまったくできていないことですので、少しづつ習慣にして、無意識を味方につけていきたいです。

2)いいゴールは「すごい軸」「やりたい軸」「たくさん軸」で考える

これが、とてもわかりやすい。数字の入ったゴールについては、「たくさん軸」に。そのほかにも、「すごい軸」でいくつか具体的なゴールを書くことができました。

3)人を巻き込み動かすためには7つの力が必要
この中でも、「人をつなげる」力が必要、という言葉が響きました。「人を紹介する」ことを実践したいと思います。

来年の目標を立てる前の年末に、とてもわかりやすい良い本を読みました。ゴールドビジョンで未来を視ながら、ゴール実現を目指したいと思いました。

書評『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか』(小川晋平・俣野成敏著)

2018-12-16 14:46:30 | 書評
成功した若手の起業家(小川さん)とミドルのビジネスマン(俣野さん)による習慣化の本。習慣を変えると行動が変わり、一流になれますよ、「習慣を変える」ことをキーワードにした本です。電車の通勤時間にサラリーマンが読んで1時間以内で読めるボリューム、著者のエピソード満載で、読みやすいです。

7章全53項目について、それぞれの項目についておすすめの「習慣」が書かれています。中には、自分の考え方とは大きく違うアドバイスもありますが、私がこれまでのビジネス経験、勉強経験の中で習慣化したものについても、とてもわかりやすく書かれています。

この本で得た「気づき」は、著者のアドバイスする身に付けるべき習慣のうち、以下の7つの習慣です。

1.残存エネルギーを意識しながら一日の使い方を考える

2.スケジュールは重要なことから埋めその中に自分を組み込む

3.ワーキングメモリを節約して思考力の容量を増やす
 忘れる努力をするためにとるのがメモ

4.人のやる気は5秒で終わる

5.人脈の基本は相手に役立てることを見つけることである

6.スマホの電源を切る時間を決めておく

7.起業するなら1000冊の本を読む

行動、考え方の習慣について非常に広範囲な項目のアクションのアドバイスが展開されています。20-30台の若いビジネスマンには特におすすめの内容です。




書評『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる」(藤由達藏著)

2018-12-16 13:44:20 | 書評



コーチの藤由達藏さんの2015年出版の本。藤由さんのコーチ経験に基づいてわかりやすく「すぐやる」ことのメリット、「すぐやる」方法が書かれています。すぐに行動できない人の習慣から始まって、それと対比したすぐに行動する人の行動、行動するひとになる10秒マインドチェンジ、周りを巻き込む10秒チェンジ、10秒でゴールに近づく思考と行動のコツについて章を立てて説明しています。

「10秒」がキーワードになります。「10秒の間に動くことができる人はすべてを手に入れ、10秒以上もの時間をかけて動けない人は何も手に入れられなくなる」のです。10秒というのは、とてもわかりやすい時間で、要は、「すぐにとは、1時間以内に、とかいう意味電はなく、本当にすぐに、10秒以内に」ということだと思います。

私がこの本から得た気づきは、

1)10秒で行動する人は、「行動してしまえば、あとは楽」ということを知っている
⇒今ここで行動することで、後で楽になる、ということです。私も仕事の仕方として、経験則で行っていますが、資格試験の勉強でもこの考えを取り込んでやっていると思います。

2)10秒で行動する人は小さな一歩を大事にする
⇒小さな行動を積み重ねることで、大きな夢を実現できる
あたりまえのことであるけれど、小さなこと(短い時間の勉強)を毎日続けることこそが、夢(資格試験の合格)につながるのです。

3)「気分をリセットする方法」の5つの原理
1.気分は選択できる、と知る
2.「感情表現の3要素(表情・動作・言葉)」で気分を切りかえる
3.思い出すだけで気分が変わる
4.想像しただけで気分は変わる
5.気分は伝えることができる
⇒感情、気分を変えるための方法です。具体的で分かりやすい、と思いました。気分のリセットし方は人それぞれの面もありますが、ぐたいてきにわかりやすく書かれているな、引用することもできるな、と思いました。

4)今ここに集中するために、10秒でいらないものを捨てる
⇒「いらないものがあると、今できることの邪魔になります。」これがわかっていても、なかなかできません。年末に向けて、まずは本の断捨離を初めて、「今すべきことができる」環境を整えたいと思います。

なかなか一歩を踏み出せない人が「すぐやる人」になるためにどうすればいいかを分かりやすく説いた、素晴らしい本だと思いました。





書評『ただのサラリーマンが時間をかけずに8カ月でTOEICテストで325点から925点になれたラクラク勉強法』(杉村健一著)

2018-12-13 08:56:26 | 書評
自称「二流私大出のアラフィフ凡人サラリーマン。海外経験なし、仕事で英語を使わない、外国人の友人もいない・・・(省略)・・・英語のズブの素人」「1日1時間程度の勉強でわずか半年後の受験で885点を獲得。さらに2カ月の勉強で925点に到達」の作者によるTOEICテスト攻略本です。

TOEIC L&RテストのPart 1~Part4(リスニング)、Part5~Part7(リーディング)について、どのような教材を用いて、どのように勉強したらよいか、そして試験本番ではどのように解けばよいかが詳述されています。

TOEICの勉強をはじめたい、効率的に勉強したい、という人には、教材選び、勉強法について、参考になることも多いのでは、と思います。また、著者がTOEICで高得点をあげてTOEIC職人として弟子をとっているくだりなど、読み物としてもとても面白いです。教材選びから試験時の時間の使い方まで書いていて、これから勉強を始める人にとっては、とても参考になります。

私がこの本から得た気付きは、
1.勉強の楽しさ、面白さTOEIC高得点をとって転職したい、昇進したい、海外赴任したい。TOEICを受験する人にはゴールがあると思いますが、著者には「どうしてもTOEIC高得点とらなければならない」という明確な目的がありません。それでも勉強を6ヶ月もついづけられたのは、勉強の楽しさ、面白さがあったからだと思います。

2.学習アプリの活用私がTOEICテストを受けた時には、学習アプリはありませんでした。学習アプリどころか、iPodすらなかったのですが、当時に比べたら便利になったものです。電車などすきま時間に勉強するツールが大幅に拡充されています。電車の中でゲームやSNSをLINEやっている人と、勉強している人の差がますますつくな、と思います。

3.TOEICの受験テクニックをわかりやすく
TOEICの受験テクニックを、わかりやすく書いています。私も著者とほぼ同じスコアを3ヵ月でだしています。受験テクニックで、私の知らないものは、ほとんどありませんでした。ただし、それをわかりやすく書いているのには、感心しました。私も、TOEICの勉強法、テクニックを会社の部下に教えていたことがあります。その時は、テクニックを、ここまでうまくは説明できなかったと思います。一冊の本として体系的に書いたら、わかりやすくなる、ということを実感しました。

以上、今後TOEICの受験、ノウハウを体系化するのに、役に立つ本でした。キャッチ―なタイトルも参考になりました。

書評 『出版の教科書』(染谷昌利)

2018-12-10 08:42:58 | 書評



Kindle本の表紙帯に『「お前はもう出している...」出版の秘孔を突く驚異の一冊』という目を引くメッセージ。北斗の拳のケンシロウのようなポーズをとった、作家風の男性のイラスト。本屋に並んでいるわけではないけど目に留まりやすいデザインの本です。著者は『ブログ飯』で有名な染谷昌利さん。ブログで生計をたてながら、多くの専門書と『ブログ飯』のようなベストセラーを出してきて、現在は、本の企画にも関わっている方です。

まず書籍のテーマを決めるところから始まって、企画を出す、通す、15万字の本を書く、著者自ら本を売ることまでカバーしています。

私がこの本で得た気づきは、次の3つです。
この本からいただいた気づき

1.独自性は組み合わせで作る
自分自身の得意、苦手であるかを理解して、それを「組み合わせ」ることにより、自分だけのポジションを出す。他の人にない「組み合わせ」によってブルーオーシャン展開する、というものです。

複数の分野を組み合わせて、組み合わせで独自性を作るという考え方が、印象的でした。1つの小さい分野で一番いになることを目指しますが、「狭い分野でNO1」にさらに「組み合わせ」でほかの要素を組み合わせることにより、No1を目指したいです。

2.実績を体系化して成功法則を紡ぎだす。
 実績の体系化は次のプロセスで行われます。
i) 実績を積み上げる
ii) ノウハウに再現性があるかを検証する
iii) 知識や経験を関連付ける=体系化する
iv) わかりやすく伝える

⇒この再現性があるかを検証したうえで体系化する、というプロセスがとても勉強になりました。再現性を十分に検討しないで書いていくと、ひとりよがりになってしまいます。再現性について考えて、さらに、いろんな人と話をして、再現性を検討したいと思います。

3.著者は最強の営業担当
 具体的に真似したい営業活動
・Amazon著者セントラルへの登録
・1週間前の時点で仲の良い発信者などにあらかじめ献本などしておく。
・ポップを作って、書店を回る。
⇒Amazonの予約を増やすための活動、アクションが印象的でした。実際に本を出版する際には、書店、Amazon両方に力を入れたいと思います。