オニナスビの別名も持つワルナスビ。
名前の通りナス科の花でナス・トマト・ジャガイモの仲間。
花姿も仲間と似ていて花色は淡い紫なので個人的にはむしろ綺麗。
このワルナスビ、農耕地で増えると厄介で地下茎を通じて、刈り取られたとしても切れた地下茎から根が生えて増え、さらには耕した時の土や家畜の糞に混じって拡散すると言う。
明治時代に千葉で牧草に混入したものが非意図的に拡散し今では日本全国に広がっているという。
除草剤の効き目が薄く、刈り取っただけでは拡散を止められず花が咲く前に根こそぎ取り去り続けるしかないと言う。
しかも葉っぱや茎には棘があり刈り取るにも手作業では厄介。
それにしても美しい花色。
後姿も美しい花の一つだ。
余談
このワルナスビ、ミニトマトの様な実をつけるが、その実にも草自体にもソラニンという毒があるので食用してはならないとの事。
名前の通り繁殖力もその実も悪で鬼。
[機材:PENTAX K-1+タムロンSP AF 90mm F/2.8(モデル72E)]
関連記事
ウィキペディア ワルナスビ
国立環境研究所 ワルナスビ
追申
日本の比較的狭い限られた風土で育った在来種は外来種から見ると、さしずめ箱入り娘。
綺麗な花を見るとついつい持ち帰って育ててしまいそうになるが外来生物は在来種を駆逐し貪欲に生きのびる術を持っている。
春のナガミヒナゲシなどもそうだが綺麗だからといって安易に持ち帰って育てるのは止めておいた方がよさそうだ。
御覧 頂きありがとうございます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます