<はじめに>
前回の投稿で、
今後のAIチャットサービスを占ってみると、「AIイラストと融合」
と記した。
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個人的にはgoogleBard(バード)に対する期待感を込めていたのだが・・・、
(そろそろ日本でも公開してくれそうなと期待してるが未だ未公開)
先にMicrosoft(以下MS)のBingChatの方が先んじそうな雰囲気。
時々BingChatの回答でたくさんのイラスト候補を表示し始めているのだ。
またBingImageCreatorを少し前から公開。
一般向けにAIイラストを楽しめるサービスとなっている。
(次項で少しだけ触れておく)
まだ回答とベストマッチのイラストを表示できているわけではないが・・・。
AIイラストを交えたチャットの回答サービスを始めるのはMSが先かもしれない!?
このままMS・AIの学習が進めば時間の問題だろう。
ここで個人的なエール
「Googleよ血湧き肉躍るチャットサービスを我が手に!」
・・・?エールじゃなく個人的願望だった(-_-;)
<BingImageCreator>
このサービスは*万円から**万円する高価なグラフィックボードを必要としない。
windows10以上を動かせるPCなら、まぁAIイラストが楽しめる。
(ただし入力できるのはプロンプトだけでネガティブプロンプトは入力する欄がない)
MS Bingによると、
「Image Creatorは、テキストを元にAI画像を生成します。 詳細をご覧ください。」
そしてBing「ImageCreator」のリンクは=>https://www.bing.com/create
ブラウザはMSでなくても可能(な筈)
表示画面で「参加して作成」をクリック
MSのアカウントを持っていればメアドとパスワードを入力すれば始められる。
アカウントがなければ、
「アカウントをお持ちでない場合、作成できます。」
の作成をクリックして続けるとよい。
2023年4月18日現在プロンプト=キーワードは英語で入力のこと。
英語力に自身がなければGoogle翻訳などのwebサービスを併用するとよい。
キーワードを入れる欄(窓)の中には複数のキーワードを入力できる。
ここで二つポイント
1)キーワードを複数入れるときは、
, (半角カンマ+半角スペース[空白])
を間々に入れる
2)エッチ、もしくは18禁画像を生成すべく不埒なワードを入力すると拒絶される。
特に2番目はしつこく入力し続けるとサービスを停止されるらしい。
健全な精神を持つ私(?)は今のところ完全拒絶に至ったことはない。
ちなみに何度か拒絶されたことはあるが(「プロンプトがブロックされました」と表示される)、
「お前問題ないだろうがぁ~」
的情報を送信してMSのAIを学習させている。
ここで生成されたAIイラストだが商用利用は不可の扱い。
ネット、特にSNSに投稿するのはあくまでも自己責任だと思っておいてほしい。
ここまで文章を読んでいる人の中には、
「SNSにアップしたって収益を得てないならいいだろ~」
「著作権や肖像権について日本なら問題ないはずだろう~」
と思う人もいるだろう。
ただこれから先に記す本題を読めば少し考え直すことになるかもしれない。
いずれにしても、ここに記していることはあくまでも私の戯言。
信じるもよし、無視して自己責任で行動に打って出るもよし、
よしんば法的に問題ないから完全無視を決め込むのも自由。
とりあえず読者の行動に私は責任を負わない。
っとまぁ前置きが長くなったが、
<本題>
AIイラストの世界は秒進分歩と以前の投稿でも記した。
かく言う私も新しいAIイラストサービスを苦労して動くようにして、
「さあ、新たなサービスで上手く生成する設定やプロンプトを・・・」
っと言う間にさらに新たなサービスやらプラグインやらが登場する。
今まさに記している間にも変貌を遂げているはず。
そしてAIイラストが進化するのを見るたびに戦々恐々としている人もいるはず。
(私もその1人)
AIイラストに仕事を奪われるんじゃないかという人たちだ。
これはおそらく産業革命時代の労働者の気持ちと同じだろう。
直近ではイラストレーターや写真家。
ここで一応写真家である私がAIイラストに興味を持つ理由はおおきく三つ。
1)写真家が必要なくなるレベルのAIイラストが生成されるのかどうか
2)肖像権・著作権や商用利用に関する今後の展望
3)イラストが苦手な人がアニメーターになれる未来が来るか否か
実はこの三点は今回投稿の表題にもある「AIイラストは善か悪か」に関わる。
長くなるかもしれないが順に記していこうと思う。
1)写真家が必要なくなるレベルのAIイラストが生成されるのかどうか
写真販売で売れ筋なのは多くの場合「ポストカードサイズ」
1枚売れて数十円から百数十円のレベル。
これは昔、職業写真家の人たちと話をする機会があったら間違いないと思う。
その人達の口癖は、
「大きいのが何枚か売れたらそりゃ嬉しい」
「けれど一番(生活が)助かるのはポストカード」
そして今のAIイラストはピクセルで言うと1024☓1024が実用レベル。
人物ならウエスト(上半身)ショットかバスト(胸から頭まで)ショット。
風景・景観ならポストカードサイズに十分なサイズだ。
これだけ見ればもはや写真家が無用の長物になるのは時間の問題。
ところが問題は肖像権・著作権と正確性。
今のところ風景や景観の正確性はかなり合格点レベル。
人物はポストカードやブロマイドなら時間の問題で正確性が向上するだろう。
だが花など固有の形状についてはAIの学習が追いついていない。
人物の全身像になると顔が歪んだり腕・指が数本生えたりホラーかカオス状態。
こういったAI学習が追いついていないすきを突く。
これが写真家の取(撮)るべき道ではなかろうか。
さて問題は次の項目でも触れるが肖像権と著作権。
2)肖像権・著作権や商用利用に関する今後の展望
この点については今のところ私の判断は限りなく黒に近いグレー。
だからと言って、
ネット特にSNSに投稿したから今日明日すぐに裁判沙汰になるとは思えない。
日本の幾人かの弁護士のネット記事を読むと白に近いグレー的発言が多い。
そしてこの点が、
イラストレーター・キャラクターの著作権を持つ者・画家当たり
の癇に障るところだろう。
現在公開されているAIイラストの多くはモデルデータを基準に生成している。
そのモデルデータにも商用利用の可・不可が存在している。
私の理解が足りないかもしれないが私が危惧するのは、
「商用利用可能としているモデルデータであっても出どころが明らかでない」
「その限りにおいてはたして肖像権侵害に該当しないと言えるのか」
である。
多くのモデルデータはネット上にあふれている写真やイラストのデータを学習に使っている(と思う)
自分が何気なくアップしている写真が学習の対象になっているわけだ。
その中には肖像権が含まれるが有料で購入することで使用権を得ている画像が多分に含まれていることはほぼ間違いない。
また個人情報に該当するような写真も多数アップされている。
近しい人には常日頃言っているが、
「人に電話番号などを聞かれると『個人情報だから』と断る人ほど自分から個人情報をさらけ出している傾向にある」
「だから私が写った写真は絶対に使うな」
(っあ、信用してないってバレちゃう)
まぁ写真を撮らせないのだから載ることはないだろうし、
私のようなGZYIの写真を隠し撮りするような、
稀有な輩もいないだろうから心配はしていないが・・・。
それにしてもFacebook・Twitter・Instagram・TikTok、etc.etc.
勝手に表示される情報を見て時々、
「おい、マジか!?」
って写真が堂々とアップされている。
それらはほぼ間違いなくAI学習に使われている。
しかもどのモデルデータに使われているか調べる術は事実上無い。
AIイラストのモデルデータはネット上にあふれる何千万枚から何億枚の中から選別したうちの数十枚の画像をプロンプトに基づき平均化して出力している(と思う)
そのとき肖像権を持った、もしくは著作権を持った画像も使うことになる。
「平均化しているから問題ないはず」
「平均化しているから元の絵は分からないはず」
そう言う人はいる。
事実そうだろう。
でも個人的に(LoRAを使わず)モデルデータのみで試したプロンプトで、
「明らかにこれってどこそこの国の*****って女優や著名人でしょ」
という出力が得られることがままある。
さらには一部のアプリではLoRAというデータを追加して特定のキャラクターや人物を安定して出力させられる手法がある。
そして公開されているLoRAデータには女優・男優・著名人専用のものまである。
これらは商用利用を禁じているケースが殆んどだが考えてみてほしい。
フェイクニュースや動画が叫ばれている昨今。
これはある意味LoRAを使用することでいつ何時デジタルストーカーにならないとも言えなくもない。
ちなみにAIイラストに関する国ごとの基準で言うといわゆる先進国の中では、
「日本の規制が一番ゆるい」
欧米ではoutな事例でも日本ではOKというケースがあるのだ、
調べたところ欧米でも規制をすり抜けられる方法がなくもない。
ただ今後のことを考慮してここでは言及を避ける。
3)イラストが苦手な人がアニメーターになれる未来が来るか否か
まず特定のキャラクターの商用利用や多少の改変が許されていると仮定して話を進める。
(著しくキャラクターの外観を損ねない限りにおいて自由に改変してもかまわないという条件)
その著作者はAIイラストに対してどう反応するだろうか。
今まで支えてきてくれたであろう画家やイラストを得意とするアマチュアのファンがいる中で、ほぼほぼそっくりなキャラクターをLoRAなどで生成されたら。
著作者の人の立場で考えたら肯定も否定もしにくいというのが実情だろう。
話を少し変えて商用利用は有料、もしくは個人YOUTUBERが独自のキャラクターを創造していてそのキャラクターが自分の預かり知らないところでAIイラストで生成されたら。
とても気持ちよく受け入れることはできないだろう。
「法律で許されているから問題ない」
と声高に言う人がいるだろう。
事実、動画などでそう発信しているケースもある。
ただ、あからさまなものに対して権利を振りかざす行為がはたしてどうなのか。
私は次に示す点において迷う。
自分はイラストが苦手だけど、または色塗りが下手だけどアニメーションなどの映像構想がありいつか実現したい。
そんな人が自分の理想のキャラクターに巡り合ったら。
安定して思うがままにAIイラストを出力する手段を手に入れたら。
そして自分一人で配信までを完結でる環境が整ったら。
欲求を抑えられるだろうか。
転じてAIイラストが存在しなければ埋もれてしまって世に出なかった作品が公開されたら。
それが結果的に誰かの幸せに結びつく可能性があるなら。
この点はLGBTQの問題にもどこか似たところがあると私は感じている。
話をすり替えるように聞こえるかもしれないが、
マイノリティーは「虐げられる」という負の大きな障害を社会から背負わされているケースが多い。
この点はAIイラストの話題と比較にならない。
そこを同列に論じるつもりはない。
そして性的マイノリティー以外にもマイノリティーはいつのどの時代でも社会から虐げられる疎外感を感じるものだ。
話を戻して、
もし疎外感から自己の持つスキルを埋もれさせていしまっているとしたら、マイノリティーである人が実力を振るえないがために社会的経済性がマイナスに働いてしまうことになる。
(マイノリティーが悪いという意味ではなく、社会経済にとって損失という意味)
今でこそ受け入れられているが、例えば戸籍上男性(以下男性)だけど戸籍上女性(以下女性)の化粧が上手い。
このような人が30年以上前に自己の性をカミングアウトし胸を張って女性の化粧を生業にできただろうか。
その男性が化粧を世に広めたことによって新たな化粧法が確立され化粧品の世界にも革命を起こしたとしたら。
経済効果は社会的に置かれた立場の違いによって大きく異なる。
(実は筆者は気弱なもんで)
何度も記すがこれとまったく同列に語ることはできないが、
イラストが苦手で社会的には表に出ることができなかった者がAIイラストに巡り合ったことで社会経済に影響を与えるような能力を発揮したら、
この可能性において私個人はAIイラストを無下に否定できない。
ただ肖像権や著作権を持った、他者に配慮しなければならない人々に対する敬意を考えれば諸手を挙げて肯定することもできない。
この点について新たな規制なり法整備なりモラルやマナーといったものを必要とする時代を迎えているとしか言いようがない。
その昔1995年に登場したwindows95によって爆発的にインターネットが普及した。
そして問題になったのが不正アクセス。
俗称:不正アクセス禁止法が日本で施行されたのは5年後の2000年。
ただ、その法律にも落とし穴がある。
例えばサーバー管理者がパーミッション(≒セキュリティー)設定を間違ったとする。
少しの知識があればハッカーでなくても個人情報を見ることが出来る。
その情報を利害に用いれば違法だが見る分にはセーフなのだ。
これは確か今でもそうな筈。
そして、
「見る分にはセーフ」≒「勝手に見えてしまったのだからサーバー管理者が悪い」
が問題なのだ。
一度見たものを見なかったことにはできない。
記憶の何処かにはあるだろう。
下世話な想像をすれば見たものはその情報を廃棄するだろうか。
だとすれば利害は必ず生じるのだが限りなく黒に近いグレーということになる。
これからAIイラストに関する法整備が始まるだろう。
上記以上にかなりグレーな部分に切り込まなければならないだけに難航が予想される。
これに関して私の意見は、
「予想できない」
ただし、この項目で最後に私の勝手な推測を一つ。
「写真家の仕事はかなりAIイラストに奪われる(と思う)」
が、
「想像力あるイラストレーターや著作者の仕事は奪われない(と思う)」
反論もあるだろう。
現段階でクリエイティブな人間ですら考えつかないものがAIで生成されるという風潮がある。
でもAIは所詮古い情報をつなぎ合わせるだけのもの。
既存のものは組み合わせて生成できても存在しないものは創造できない。
その点において人間の、特にイラストレーターや著作者は自分の力を信じたほうが良いだろう。
そのうちAIの方、もしくはAIを使って生業にする者が、
「お願いですからそのモデルを学習させてください」
と言ってくる日が来るんじゃなかろうか。
そのためにも無闇矢鱈と創造物をネットに垂れ流すのはやめた方が良いだろう。
そういった創造物を限定的かつ効率よく公開するソーシャルサービスが登場するきっかけになるかもしれない。
そうなればクリエーター側の勝利になる。
<<<個人的な意見です>>>
<追伸>
ここんとこ調子は良くない。
だからこそ少しでも体調が良いならYOUTUBEチャンネルや写真・動画撮影に時間を使いたい。
なので当ブログの更新は一定の条件が整ったときのみ投稿することにしている。
(ちなみに条件は非公開、ってgoogleみたい)
今のところネタはある。
が、なかなかどうして一定の条件に達しないとブログする気力が湧かないのだ。
<親しい方々への個人的な話>
養生して体調を戻し仕事に復帰すべく早期退職をしてはや5ヶ月。
身内に対してすら疎遠になっている。
と言うか私が疎遠を望んでいる。
持病が悪化するため飲食物が制限され外食は事実上不可能。
調子が良いときはリハビリを兼ねて写真・動画撮影をするも・・・、
だいたい3時間も経てば体調が悪化。
すくなくとも翌日から下手をすると翌々日まで寝込む。
体調が悪く食事もできないときもあるし何もしてなくても、
ほぼ一日中寝こんでいるときもある。
これでは社会的な付き合いは事実上不可能。
持病は幾つかハッキリしている。
でも医者には不明なものがまだ幾つかありそうと言われている。
ただ検査をしても異常は認められない。
まぁ病気なんて人間が勝手に名前付けしたものだし所詮そんなもんだろう。
体調は昨年末より悪化している。
八方塞がりだが実は悲観していない。
最近は結構胸が苦しいことが増えた。
僧帽弁逆流と心房細動・期外収縮型不整脈もあるのでまぁそうなんだろう。
もしかするとじきに寿命かも知れないが恐れもない。
やりたいこと・やり残したことがないと言えば嘘になるが、
まぁ死ぬときゃ死ぬ。
死なずに済めばラッキー。
それが正直なところだ。
と言うかあがこうがのたうち回ろうが悲嘆に暮れようがなるようにしかならない。
最善を尽くして天命を待つしか無い。
なので、
聞きたいことがあったら返事できるか分からないけどメールでもしてみて。
とりあえずこの世を去る前に宿題だった、
「話し合いで紛争を回避すべき理由」
「キッチンのアルミ用品は天使か悪魔か」
「その腸活貴方にあってないかも」
「今の医療のあり方に物申しておきたい」
あたりは上記の通り一定の条件が整ったら、
伝えておければと思う。
こんなこと書いといて周囲の人より長生きしちゃったら笑えるなぁ^^;
【最後まで戯言にお付き合い頂きありがとうございます】
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