[イメージ1枚と共有動画1本]
存在はかねてから存じ上げていた機材。
だが何と呼べば良いのか分からなかった物がある。
それを先日のデジカメウォッチの関連記事で知ることができた。
ワイヤーを張ってカメラを吊り下げるユニットをぶら下げ走らせる。
その名も
「ケーブルカム」
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デジカメウォッチ
最長100mのケーブルにカメラを吊り下げて、遠隔操作できる「WiralLITE」。
ドローンを飛ばせない環境や手持ちスタビライザーでは撮影が難しいところで威力を発揮する。
1回の充電で3時間の運転が可能らしい。
販売元はイメージビジョン株式会社。
型式は「WiralLite(ワイラルライト)」
image by Amazon
©2010 ImageVISION. All Rights Reserved.
標準価格は税込¥53,900.-(2021/8/7現在)
Amazonでは何故か標準価格より少しだけ高めの¥56,335.-(2021/8/7現在)
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Amazon
Wiral LITE ケーブルカム リモコン付き アクションカメラ、スマートフォン、360カメラ
またはデジタル一眼レフカメラ用 最大3.3ポンド - ドローンが動かなくても撮影可能
この機材の難点は、
1)ワイヤーを張ったところしか移動できない。
(その代わり50mのロープが付属しているのでかなり長い距離まで対応できる)
2)搭載荷重は最大1.5kg
(個人的経験から無難な重さは0.5kgから0.75kgだろう)
3)直線的な動きしかできない
(その代わり機材やカメラが通過できれば樹木の間や道路に沿ってなど安全に移動できる)
これらのデメリットは裏を返せばメリット。
上記の通り今までドローンでは飛ばせなかった狭い場所でも本体が通せる余裕さえあれば撮影が可能になる。
道路を走る車でもスケボーでも安全な位置にロープを張っておけば撮影者はリモコン操作で安全な場所に居られる。
また、プロスポーツ選手並みのスピードにも対応できる。
例えばスキーやスノーモービル・スケートボードに追従した移動撮影が可能になるわけだ。
撮影者が一緒になって滑る必要もアスリート並みに訓練を積む必要もない。
ただその分、扱い(撮影スキル)は玄人並みの能力が要求される。
撮影対象が人・人が操作するものなら事前の計画・打ち合わせとリハーサルは必須。
何度もトライアンドエラーをして経験を積むことも必要だろう。
それでも今まで撮れなかったものを我が手にすることが可能になる満足感はさぞかし爽快だろう。
もうひとつ搭載する撮影機材でも気をつけるべき点がある。
カメラを搭載できると言っても本体に付属の自由雲台でぶら下げることになる。
自由雲台とカメラをつなぐ部品を別途用意する必要がある。
公式ページではGoProをぶら下げているように見える。
GoProのようなカメラ本体の重心線とジョイント部分がほぼ一致しているものは扱いやすいだろう。
デジタル一眼・一眼レフになるとレンズ側に傾く恐れが高い。
そこでプレートを用意して重心点を探し自由に接続できるアタッチメントが必要になる。
カメラを逆さに取り付けるなら動画編集で天地を逆にする編集も必要になる。
いずれにせよ重力を利用してカメラのブレを抑えるセッティングが必要になる。
特にワイヤーに対して直角方向のブレ(揺れ)を如何に抑えるかが撮影の品質に関わる。
こちらもトライアンドエラーで経験を積むしかなさそうだ。
動画撮影に当たりお金に糸目をつけない人なら、
空撮をドローン
手持ち撮影をジンバルやスタビライザー
三脚の設置スペースが有るならスライダー
それらに加えてワイヤーカムを持てば、
「鬼に金棒」
私はいずれも持っていないのでいつも動画は、
三脚+自由雲台+手動ズーム+手動ピント合わせ
手持ち+(気合を入れて手動ズーム+)手動ピント合わせ
気合を入れて取るほど腕が不自然な方向を向いてつりそうになる。
羨ましい。
欲しい。
何かしら動画撮影機材がほしい。
あぁでもその前に動画撮影でAFが効く機材が先か・・・。
The IMPOSSIBLE film shot - POSSIBLE
(公式YOUTUBE動画)
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イメージビジョン株式会社 WiralLite
追伸
ワイヤーを林間部の斜面に張って撮影するシーンなどは痺れるような映像が撮れそうだ。
ただ、ロープなどの機材を回収する作業は泣きそうになるくらい辛そうだが・・・。
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