9月12日の誕生花には、
ディスキア・クレマチス・キキョウ・リンドウ・ホトトギス・アイ・クズ・コバンソウ・ススキ・センニチコウ・ツリフネソウ・フトイ・ブータンマツリがある。
今回はその中でキキョウにスポットを当てて誕生花や花言葉について調べてみたいと思う。
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開花時期は6月から9月で最盛期は6月から7月。
花の色は基本色の紫の他に桃色・白がある。
花の大きさは5cmほど。
草丈は20cmから100cm
学名はPlatycodon grandiflorus(プラティコドン グランディフィロールム)
プラティコドンはギリシャ語の「広い鐘」がグランディフィロールムは「大きな花の」が由来。
別名はキチコウ・ムラサキバナ
英名はBalloon flower(バルーンフラワー:風船の花)
蕾が大きく膨らみ紙風船のように見えることが由来
原産は日本・東アジア
花言葉は、
「愛着」
「深い愛情」
「清楚の美しさ」
「清楚」
「気品」
「永遠の愛」
「変わらぬ愛」
「誠実」
「従順」
シンボルは、
「多徳」
「守護」
「勝利」
裏シンボルは、
「執念」
考察
キキョウは秋の七草のひとつ。
そのことが9月12日の誕生花の一つとして名前を連ねている由縁だろう。
原産がヨーロッパではないことからギリシャ・ローマ神話には登場しない。
誕生花としては近年になってから取り入れられた新参者。
花言葉の「清楚」や「気品」といったプラスイメージは花の持つ品の良い姿や色の清楚さが由縁の様だ。
シンボルの「守護」は陰陽師で有名な安倍晴明がキキョウの花を図案化した五芒星が由縁。
安倍晴明が魔除け・厄除けに用いたことがきっかけで象徴(シンボル)になった。
一方で「執念」という裏シンボルがある。
これは秩父の伝説に由来している。
平将門が終焉の地としたのが秩父の城峰山。
そこに立てこもった将門は妻の桔梗姫が寝返ったと誤解して惨殺。
桔梗姫は無実を訴えながら死ぬ間際に「この山にはキキョウの花は咲くまいぞ」と悶死。
以来この山にキキョウの花は咲かなくなったという。
裏シンボルの壮絶さが気になるが平将門がこの地を訪れたかどうか史実としては定かではないという。
茨城県にある國王神社が終焉の地とされているため城峰山は将門に関わりのある者が訪れそれが転じて将門ゆかりの地となった可能性が高いと考える。
それでもこの逸話があることがキキョウを誕生花に加えるかどうか心にひっかっかる。
安倍晴明ゆかりの守護というシンボルや「清楚」「気品」の花言葉に秋の七草の一つであることは日本の誕生花にふさわしいと思いうのだが・・・。
悩みどころとなりそうな花だ。
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公式ページ 國王神社
誕生花について
誕生花の起源について調べてみるとギリシャ神話やローマ神話にたどり着く。
ギリシャ神話・ローマ神話を元に人々が月日に神が定めた誕生花を当てているようだ。
神に選ばれた日にあてがわれた花と言うことで季節が合っていない事があるのだろう。
また、北半球と南半球では季節が逆なので特に南半球特有の花は北半球では季節の花ではないものが誕生花として当てられている可能性がある。
そして現在ではギリシャ・ローマ時代のヨーロッパに存在しない日本・中国・朝鮮半島の花も登場する。
さらに1492年の新大陸発見までヨーロッパに伝わっていなかったはずの南北アメリカ大陸固有の花も誕生花に名前を連ねている。
これについては誕生花にまつわる書籍を見ると開花時期に合わせて著者自身が選んだ花を誕生花として取り上げているようだ。
花言葉について
花言葉について調べると誕生花と同様にギリシャ神話やローマ神話の影響が強いようだ。
そんなギリシャ神話には悲しく残酷な物語が多い。
その話しは人生を感じさせる。
それも喜怒哀楽の中で言えば「怒」と「哀」に特化し神を擬人化した欲望渦巻く物語
そんな神話にまつわる花言葉が与えられたならマイナスイメージの花言葉が生れてもおかしくない。
また、現在の花言葉の多くに関しては日本で独自に作られたものが多いらしい。
そして元々ギリシャ神話をベースにした誕生花には花言葉と言うよりシンボル(象徴)・裏シンボルと言ったものが存在している。
そのシンボルと裏シンボルが花言葉の元になっているようだ。
「日本の誕生花 by AIグッチー」に向けて
以上の事をふまえてもAIグッチー的に誕生花や花言葉に対する疑問が5つ。
「誕生花なのにミカン・松の様に観葉植物・果実・樹木そのものの時がある」
「同じ花が別の日の誕生花としても取り上げられる」
「マイナスイメージが多い誕生花っていかがなものか?」
「先取りならともかく季節外れの花が誕生花とはいががなものか?」
「昔と比べて今は環境・気候・文化などが違うのだから誕生花も時代に合わせるべきでは?」
誕生花と言うからには花!
同じ花が別の日の誕生花になるのは・・・特別感が減る!
マイナスイメージの花言葉が多い誕生花って微妙!
誕生日に見られない誕生花とは!
誕生日に手に入らない誕生花はいかがなものか!
ギリシャ神話・ローマ神話や先人によって選ばれた誕生花については敬意を表したい。
それを踏まえていつの日かAIグッチーなりの誕生花を紹介できたならと思う今日この頃。
その日のために「都度勉強日々精進」
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カテゴリー 当BLOG カテゴリー 「誕生花」
カテゴリー 当BLOG カテゴリー 「今週の花・先週の花」
本日 誕生日の方へ おめでとうございます。
また御覧 頂きありがとうございます。
<<<参照図書>>>
「花の神話伝説事典」 八坂書房 C・M・スキナー[著] 垂水雄二・福屋正修[訳]
「花を愉しむ事典」 八坂書房 J・アディソン[著] 樋口康夫・生田省吾[訳]
「花のシンボル事典」 説話社 杉原梨江子[著]
「新装版 誕生花と幸せの花言葉366日」 主婦の友社 徳島康之[監修]
「366日 誕生花の本」 三五館 瀧井康勝[著]
「誕生花事典366日」 角川文庫 植松黎[著]
「誕生花 Birthday Flowers」 保育者 井上恵子[著]
「日々を彩る幸せのダイヤリー 誕生花366の花言葉」 大泉書店 高木誠[監修]
「贈る・楽しむ 誕生花事典・日々を彩る花言葉ダイアリー」 大泉書店 鈴木路子「監修」
「花の神話」 新紀元文庫 秦寛博[編著]
「ギリシャ・ローマ神話 付 インド・北欧神話」 岩波書店 ブルフィンチ[作] 野上弥生子[訳]
「一冊でまるごとわかるギリシャ神話」 大和書房 吉田敦彦[著]
「美しい 花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ」 ナツメ社 二宮康嗣(孝治)[著]
「小さな 花言葉・花図鑑」 自由国民社 宇田川桂子[監修]
「花言葉 花贈り」 池田書店 濱田豊[監修]
「知る 飾る 贈る 花言葉・花事典」 池田書店 高橋秀男[植物監修] 石森康子[原稿作成]
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