樹木紹介・その1

2007年02月13日 | ミニ知識
 農業大学校が実習林として利用していますのは、飯南町小田地内にある面積780haの和恵県有林です。和恵県有林の樹木について少しずつ紹介していきましょう。和恵県有林内の樹木については定かな記録はありません?が、隣接する大万木山の位置する頓原県有林では48科174種の樹木が確認されています。

 第1回はタニガワハンノキ(別名コバノヤマハンノキ)Alnus hirsuta var.microphylla(Nakai) Tatewakiを取り上げました。和恵県有林に入ると林内事務所があり、事務所横の最初の橋が木地屋橋です。この橋横の川沿いに生育しているのが、このタニガワハンノキです。



タニガワハンノキの雄花序




 分布は北海道、本州(岐阜・長野県以北)です。このタニガワハンノキは植栽されたものですが、植栽年月は定かではありません。かつてはこの付近に数十本植栽されていましたが県民の森造成時に伐採され、現在では数本が残っているだけです。県有林職員OBの方が元気な内に確認したいものです。
花は雌雄同株、3~4月、葉が展開する前に開花するようです。雄花序は長さ1~1.3cm枝先に2~3個垂れ下がって付きます。
 用途は下駄を作る。建築材、器具材、薪炭材。寒い所でも生長が早いので、よく植えられるとのことです。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-02-14 09:00:30
 ハンノキの仲間だとは思っていましたがけれども、分からずじまいで過ごして来ました。
 気にかかっていました二十年来の?からやっと解放されました。
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