先週はNHKの沖縄復帰50周年関連番組をたくさん見た。
復帰の1972年5月15日、ぼくは19歳で東京西荻窪で浪人生活を送っていた。午前中は高田馬場の予備校に通い、午後は杉並区に行って吉本隆明、開高健、小田実、大杉栄、河上肇、向坂逸郎などなどを借りて読み、つまりは左傾化の途上にあったのだが。
実は沖縄のことはよく知らなかった。
沖縄に行ったのは60歳を過ぎてから。
つまり60歳まで沖縄のことは何も理解していなかった。もちろん現在の自分が沖縄問題を十分理解しているというつもりはないが。
プーチンのウクライナ侵略の映像を日々見ながら、日本もロシアのように琉球王国を侵略して日本化していったのかとつらい気持ちになった。
沖縄の人々が独立を志向してもおかしくないような酷いことを、本土はしている。
もっともっと真剣に沖縄の諸問題に取り組まないといけない。