台湾に新幹線が開通するまでの7年間。登場人物たちの仕事、家庭、恋愛などさまざまなできごとが描かれる。吉田修一は「横道世之介(まだ途中まで)」しか読んだことがなかったが、硬派で、すごい才能の持ち主なのだな。それとまだ行ったことのない台湾に早く行ってみたいという気持ちが昂まった。