素晴らしい「亡国のイージス」のあと幾つか手にとったがいずれも読み続けられなく。
真山仁「ハゲタカ」(上下)でやっと夢中になれて数日で読了。
バブルが爆けて露呈した日本経済の実態。腐り切った政官財の面々。その中でも勇気を持って立ち向かった人々、などなどを描いた。
とてもいい小説だった。
のだが、「不毛地帯」と「亡国イージス」に比べると少し物足りなかった。登場人物の心の動き、苦悩、葛藤、逡巡などなどが描かれてはいるのだが、件の2作品ほどの深みがないと思った。
とはいえ、「ハゲタカII」をすぐにでも読みたいのだから、ホントに素晴らしい小説だったんだ。
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