ヒミの日々。

愛媛県大洲市笹川写真館のゆりこのブログ。
ありのままに楽しくをモットーに♬ みんなの撮影日記を目指します。

ルーツ

2008年03月12日 | Weblog

今年120年目の笹川写真館は、私の曾お爺ちゃんがはじめたものらしい。そして、爺ちゃんが2代目で、3代目が今の社長。私の母のお兄さん。つまり伯父さん。その社長が、毎日40年前くらいの写真を展示用に修正して編集している。そんなこともあってなのか、今よりも昔に興味がある。
そこで、話にはちょくちょく出ていた、爺ちゃんのアルバムを探してもらうことにした。もうどこにあるか分からんと、わりと嫌そうに承知してくれた社長だったが、1週間後、「あったぞ!!」と2.3冊の古いアルバムを持ってきてくれた。すごい!!台紙もさすが昭和初期!!って感じで、味のある風貌。PHOTOSと書かれた表紙がそれを物語っていた。それだけでなんだか嬉しかったが、中身を見るともっと嬉しかった。
爺ちゃんのアルバムには、若かりし頃のばあちゃんや、近所の子供たち、教会員さん達やお客さん。いろんな人の写真が貼ってあった。所々写真がなくなっていたのは、いろんな人が持って帰ったかららしい(笑)。

アルバムを見ながら母と社長と、いろんな話をした。写真を見ながらだと、忘れていたことを、ぽつぽつと思い出すらしく、点と点が結ばれて、一つの線になり、母と社長の記憶同士もつながって、なんだか丸く収まったりして(笑)やっぱり写真ってすごいなぁと思った。爺ちゃんの思いはこんなところにあるのかな。

爺ちゃんの撮った写真は、現代でも通用する!なんともいえない柔らかなあったかさを感じる。私のとる写真はどんなかなぁ。見た目だけを気にしているような、最近の流行を取り入れなければと必死になっているのでは?そう自分を振り返ってみると、私に足りないものはなんなのかちょっと分かったような気がする。
爺ちゃんありがとう!!孫はがんばるぜっ!!

50年後に見ても、いいねと思えるように。
シンプルに、しかし、思いは強く。