ビッグ・ボーイとアンドレ3000の個性を対照的に炸裂させた前作、'Speakerboxxx/The Love Below'(←むちゃくちゃ萌えた!)ほど鮮烈でも派手でもない。それでも、アメリカ南部ヒップホップという枠を大きく超え出た、バリエーションゆたかな楽曲群は魅力だ。音の玉手箱をひっくり返したような楽しさに満ちたアルバム。