welfareからworkfareへ、米英両国がとったこの福祉施策の愚かな転換をうわべだけまねて、厚労省のあほ官僚が策定したのが障害者自立支援法。授産施設や作業所では、利用者が、1割のサービス費用自己負担を課されながら、就労を強制されている。猫も杓子も働け!自立しろ!って、バカじゃね? 就労なり自立なりは、それがQOLの向上につながる利用者にのみ限られるべきだ。この事件の背景に、ノーマライゼーションだの「地域で(障害者も健常者も)みんなで暮らす!」だの、ばかの一つ覚えみたいにのたまってる気持ちの悪い福祉人権屋の偽善とともに、障害者をも強制労働に囲い込まんとするネオリベラリズムの愚かさを感じた。
「悪いことすれば仕事辞められる」3歳児投げ落とし犯
大阪府八尾市の近鉄八尾駅前の歩道橋から、大阪市平野区の西田璃音(りおん)君(3)が投げ落とされ重傷を負った事件で、殺人未遂で現行犯逮捕された吉岡一郎容疑者(41)(八尾市)が、調べに対し「悪いことをすれば警察に捕まり、仕事を辞められると思った」と供述していることがわかった。
通っていた知的障害者小規模授産施設での人間関係に悩んでいたといい、府警八尾署はさらに動機を詳しく調べる。
調べなどでは、吉岡容疑者は平日に毎日、八尾市内の授産施設で、他の通所者と菓子製造に従事。午後からは手作り菓子を同駅前で販売していた。
吉岡容疑者は常に他の通所者らと行動を共にしていたが、以前から相互の付き合いについて悩んでおり、菓子づくりの手順などを巡って意見が食い違うことも少なくなかったという。
同署によると、璃音君は、頭蓋(ずがい)骨も骨折していたが、容体は落ち着いている。一方、吉岡容疑者は淡々と取り調べに応じており、「大変なことをした。璃音君に申し訳ない」と話しているという。
◇
吉岡容疑者が通っていた授産施設の畑健次郎理事長は記者会見し、「本人が悪いのはもちろんだが、こちらの管理ミスもあり、大変申し訳ない」と謝罪した。
その上で入所からの経緯などについて説明。7、8年前に八尾市から「ほかの施設にいたが、トラブルを起こしたので、お願いできないか」と依頼を受け、引き受けた。吉岡容疑者の母親から「子供が好きで、トラブルを起こす可能性がある」と伝えられ、施設側は繁華街に行く際には職員を付き添わせた。カウンセリングも続けていたという。
ところが、2000年3月に男児を連れ回したとして実刑判決を受けたため、02年春の出所後、施設側は「彼に目が行き届くように」と吉岡容疑者の住居であるグループホームへのホームヘルパー派遣を同市に要請したが、「現状では難しい」と断られたという。同理事長は「今後、管理・監督体制などを見直したい」と述べた。
(2007年1月18日14時36分 読売新聞)
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