本と音楽とねこと

無縁社会は怖くない

無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃~
 録画していたのを今日やっと見たんだが、「無縁死」をいたずらに悲惨なものに仕立て上げているとしか思えない。
 前にも書いたが、人は一人で生まれ一人で死んでいく。死に際してもなお、家族に見守れて逝きたいとか強欲をはる、その性根がわからない。無縁仏も大いにけっこうではないか。先祖代々の墓に埋葬され供養されたいなど、イエ制度と葬式仏教がつくりあげた悪しき風習から抜け切れていないだけだろう。
 大事なのは、死を看取り死後処理を行う医療福祉のビジネスモデルをきちんと立ち上げていくことだけだ。生活に窮し意に反して孤独死を迎えざるをえない人たちは援助されなければならないだろうが、多少なりとも生活に余裕があって、なお孤独死を怖れる者は、死後処理の手続きをきちんととっておいたうえで、自分の興味・関心や能力を生かした社会参加を続けていけばよい。遺産の一部を地域福祉を担うNPOに寄付する算段をとっておけば、関係者から家族以上に感謝されながら逝けるかもしれない。それ以上の死にがいなんかあるものか。
 

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