エピデンドラムの咲く家 ~フロリーカルチャー仁淀~        Habitat of Epidendrum

高知県の洋蘭生産者、フロリーカルチャー仁淀のブログです。
主にエピデンドラムを生産・出荷しています。

お知らせ

※当ブログの内容・性質について) 洋蘭の生産現場の様子や開花状況など、不定期に更新します。 コメント欄記入にはなるべく対応しますが、専門的あるいは込み入った質問はお答えしかねる場合があります。

来客

2019年11月27日 20時19分58秒 | 日記
今日は普段にはないお客さんが来訪されました。
エピデンドラムの苗を買ってくれてるのですが、なかなか上手く栽培できないということで、ウチの現場を視察に来たのでした。
ワタシは出荷の準備があるので、社長が応対する脇でせっせと花の寄り出し、手入れをやっておりましたが・・・
ここ3年くらいですか、継続して苗を買って挑戦してくれてるので、なんとかうまいこといってほしいんですけど、環境がどう違うのかというあたりが難しいところで。

個人的には、あまり売る時期(ターゲット)を意識せずにとりあえず一連の流れをやってみた上で、その流れの中でどういうときにどんな環境だったのか、というあたりから検証してみたいと思うのですが。
あと、まったく根拠を示すことができないんですが、調べるのが難しいからこそ気になっているのが水質です。
日本では沖縄や関東の一部を除くとほとんどの水脈が「軟水」なんですよね。
もし、水質が「硬水」だとすると・・・
硬水はカルシウムや金属イオン(ミネラル)を多く含んでいるので、これが鉢の中のpHなりなんなりに影響する可能性を思いついてしまったのですが。

紫陽花の話になるんですけど、花色が酸性土で変わるって言いますよね。
青色は、土中から吸収したアルミニウムがアントシアニン色素と結びついて発色します。
つまり、エピデンドラムの場合も、日本(ウチの環境)では通常想定されない金属イオン/ミネラルの吸収が発生していて、それがなんらかの影響を与えているのでは?と想像しています。

ホントに根拠どころか事実に対するとっかかりもなにもない話で検証しようもない(軟水しかないから)ので、どうこうしようもない想像の話でした。
コメント
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