中国茶に基点を置いている私が、日本の茶産地に入った時に驚いたのは、日本の茶生者の「お茶淹れの雑さ、下手さ」でした。
中国や台湾の茶生産者は淹れ方は雑ですが、少なくとも自分と自分の産地のお茶はポイントをはずさずにお客様に淹れることはできます。ところが日本は…これはとてもショックでした。
例えば…東京の冬は空気が乾燥しています。
建物、乗り物、各所エアコンが効いています。
その中を歩いている人達に、彼らは催事で、
始めから濃ゆいお茶を出す…その急須を見ると
茶葉がこれでもかと言う位入っています。
変だと思いませんか?
飲まされた方は、一瞬で口の中が苦渋くなってしまい、何も言えなくなってしまいます。
お茶を見てお茶をつくる
お茶を見てお茶を淹れる
お客様を思いお茶を淹れる
生産者の直販は、
業界では賛否両論あるようですが、
やるなら上記のスキルは欠かせません。
そして更に大切なのが「茶器選び」です。
(続く)