ダッフィー船長航海記 / Captain Duffy

2010.5.2 はじめました。
ボクは、おにいさんと、色々なところにお出かけしています。
コメントもよろしくね♪

加賀と土佐

2019-10-19 15:36:10 | おうち


ボクたちのお洋服は、海上自衛隊の制服です。

で、メイちゃんの被っているのは、護衛艦「かが」の識別帽です。
識別帽と言うのは、海上自衛隊の艦(部隊)ごとで決めている簡易のお帽子です。

護衛艦「かが」は、海上自衛隊最大級の護衛艦で、多数の航空機の運用能力があります。
「かが」と言うのは、旧国名の加賀に由来し、旧海軍では、航空母艦「加賀」があり、言うまでもなく、それにあやかった命名です。

加賀と言えば土佐が来るので、ボクのお帽子は、軍艦「土佐」のお帽子ですが、おにいさんの創作です。

旧日本海軍では、戦艦6装甲巡洋艦6の六六艦隊で戦った日露戦争以降、艦隊の拡充に努め、戦艦8巡洋戦艦8の八八艦隊の整備に進み、戦艦「長門」「陸奥」に続いて、「加賀」「土佐」の建造を進めていました。巡洋戦艦は「赤城」「天城」。
ところが、軍縮条約によって、制限が定められ、「加賀」「土佐」「赤城」「天城」は建造中止になりました。
その際、二隻は、航空母艦に改造して保有することが認められ、「赤城」「天城」が、それにあてられることになりました。
巡洋戦艦の「赤城」「天城」に決まったのは、船体の構造が、巡洋戦艦の方が高速力が発揮でき、航空母艦に向いていたからです。
しかし、大正12年に発生した関東大震災において、横須賀海軍工廠で建造中だった「天城」は、船台上で損壊してしまいました。
そこで、「天城」の代わりに、戦艦の「加賀」が航空母艦に改造されることになりました。
「土佐」は、戦艦として出来上がった船体を、実際に砲撃することによって、防御性能の実験に供せられ、土佐沖に沈みました。

「加賀」と言えば、加賀100万石でも有名で、きらびやかな響きもあります。

で、なんで、メイちゃんが、護衛艦「かが」の識別帽を被っているのかと言うと。。。

パーク内では、ボクたちをいろんな人が写してゆきますが。。。
中国の人たちも、喜んで写してゆきます。

航空母艦「加賀」は、日中戦争の走りの上海事件の折、上海を空襲したことから、護衛艦「かが」の建造、命名に関して、中国政府は、難色を示しています。
なので、その注目度の高い護衛艦「かが」の識別帽は、記念写真に最適です。
中国政府は、国威の観点からも、シビアにならざるを得ませんが。
中国旅行者は、一人一人がいちいち気にもしていません。
中国本国は、漢字を、簡体にしてしまっているので「加賀」が読めていないのかもしれないw



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