太平洋地域に向けて航行中の英空母「クイーン・エリザベス」を中心とする空母打撃群で、新型コロナウイルスの感染者が出たようです。
規模について、英海軍は「少数」としていますが、英メディアは「100人以上」(タイムズ)、「約100人」(BBC)と伝えていますから、空母打撃群の全乗組員は約3700人、なので、約3%になります。
英海軍の報道担当は14日に「定期検査で少数の乗組員から陽性反応が出た」と取材に答え、「打撃群は作戦任務を引き続き遂行し、(任務への)影響はない」と強調したようですが。
まあ、陽性反応が出ただけで、みんなが寝込んだわけでもなければ、作戦行動そのものに影響するほど英国海軍はヤワではありません。
感染者はそれぞれの艦内で医師の指導を受けて隔離されていて、全乗組員がワクチン接種を終えており、船内ではマスク着用やソーシャルディスタンス(社会的距離)などの対策がとられているといいますが。
感染対策を取っていても、、100人規模が感染しちゃったんですよね?
で、一番問題なのは、「全乗組員がワクチン接種を終えて」いたのに、100名もの感染。。。
ワクチンはバリヤじゃないから、ウイルスそのものの侵入は防がないとして、陽性反応でるほど増殖するのか。。。
逆に、陽性反応だけで発症していないものも、感染計上するのかという、そもそもの問題も。。
ワクチン接種しても、陽性反応は普通に出るんなら、、、今の陽性判定=感染と扱うシステムでは、永久に解決しないことを意味します。
英タイムズによると、感染の流行が始まったのは、物資調達などでキプロスに寄港後の7月4日ごろで、寄港中、乗組員たちに外出が認められたことがあったといいます。
その昔、日露戦争で、バルチック艦隊が約半年にわたる極東遠征にあたって士気が低下した例もあり、寄港地での休養は必然性がありますが。。。
英空母打撃群は今年5月に英南部ポーツマス港を出発し、7カ月間の約2万6千カイリの航海で、地中海やインド太平洋などを回り、アジアでは日本のほか、インドやシンガポール、韓国などに寄港の予定です。
英国海軍の水上艦艇や潜水艦のほか、米海軍の駆逐艦やオランダのフリゲートも加わっています。
おにいさんの模型艦隊のイギリス海軍の空母 ハーミス
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