絵本袋

子供達が幼稚園に通っていた頃。

その幼稚園は手作りにこだわり、

登園バックも絵本袋も

手作りで準備してください、と言われました。

唯一無二のバックを使うことで

親からの愛を感じられる、

誰とも被らないので間違えない、

壊れた際に補修が効く、

という理由だった気がします。

両親ともフルタイムで働く人の多い

今の時代、

そんなこと言えないかもしれませんが、

当時（30数年前）は、

どの親も頑張って作ってました。

私は裁縫が好きなので、

そりゃあ、凝りましたとも‼️

アンパンマンの柄がプリントされた布を

使えば楽ですが、

それをやると、その布が誰かと被るかもしれない。

なにせ3歳児、自分の名前も読めないので

一目で自分のものだとわかる物を

作りたくて、

私はものすごくオリジナルにこだわりました。

で、できたのがこれ。

裏側は

長男の絵本袋。

表と裏でストーリーが繋がってます。

これ、実は今もオマゴが図書館に行く時に

持っていく絵本袋として現役活躍中。

30数年、頑張っております。

ちなみに長女のバッグは、

アンパンマンが大好きだったので、

アンパンマンの立体的なアップリケに

凝って作り、

次男の時は次男のオリジナル似顔絵の

アップリケを真ん中に持って来て作りました。

凝り出すと止まらないB型の血。

作ってる方がよっぽど楽しんでましたねー

母親が作ってる姿を横で見ていて、

出来上がりをワクワクしてて、

完成品を嬉しそうに持つ我が子の姿も

嬉しいものでした。

このバッグを見ると、

いろいろ思い出します。

どうか健やかに、と願って作った

小さな絵本袋。

　

今もその願いは変わりません。