高額商品に付き、取り扱い注意 で、お願いします。

早速開けてみました。



丁寧に梱包されています。

外函に貼ってあった「高額商品に付き、取り扱い注意」の文字を見て、思わずニンマリな幸せな瞬間・・・　ふうぅ～～

３号の自転車事初めというのは、中学生の時。

父の会社の仕入先の商社より、父が独断で買ってきてもの。

自転車を知らない人間でも、どうでもいいパーツで造られたドロップハンドル車と判る代物で、不満を言えば、「折角買ってきてやったのに・・」とか「誰のお陰で乗れると思っているんだ・・」とか、まったく希望を聞かずに買ってきたのに、話も聞いて貰えず、返り討ちに会ってしまう体験でした。　まぁ、父の性分は、今でも変わりありませんが・・・独断専行型の子煩悩というやつでして・・・

それでも、その自転車は、前２段後ろ５段の１０速のランドナー。

狭山湖を皮切りに、相模湖、富津で服のまま泳いで、帰りは塩漬けだったマザー牧場、正丸峠、その後、再び正丸峠から奥武蔵グリーンライン、全て日帰りでしたが、中学生には充分な冒険でした。　で、一緒に行く連中の自転車ときたら、ＢＳはもちろん、プジョー、・・・えーと、・・・他は忘れましたが、誰でも知っているメーカーの物で、中心になって計画を立て、皆に連絡をしている３号の自転車といえば、だーーれも知らない、だーーーれも聞いたことが無いメーカーの物。　今なら〝レア物〟で通るかも知れませんが、当時の３号には肩身の狭い、苦い思い出になっています。
また、片倉のシルクキャンピングに憬れていたりして、当時の親友と、その自転車で家出して、瀬戸内海の無人島へ行こうなんて、計画を立てていたのを、今、思い出しました。

あっ！
忘れちゃいけないのが、数年前に子供キャンプで一周した、伊豆大島を忘れちゃいけません。　久しぶりに乗った自転車は、今までに無い、何とも言えない開放感を、ひたむきに走り通した年齢がバラバラな３号のチームの子供たちは、例え様が無い感動と、未来への安心感を与えてくれ、キャンプ終了の翌日からの素敵なスタートラインになりました。

で、そんな体験を続けると、何歳になっても〝思い〟というのは残って、当時の心残りな部分を満たそうと散財し続ける体質になるんですな。　ただ、そうやって追う事は、仕事や生活の励みになって良い事かもしれませんが、いつか〝卒業〟もしなければなりません。



でも、こういう趣味の物ってのは、ＰＣ物と違って〝値落ち〟ってのが少ないように思うんですよね。　しかも、発明当初から、それほど基本が変わらないんですから、完成された乗り物といえるでしょうから、散財という表現は正しくないかもしれません。



まだ、ピカピカなうちに・・・一枚。



こうして、ペダルを外せるんですね。

ちょうど、エアラチェットを外すような感じです。

このペダルのメーカー、ミカシマというんですが、当時、なけなしのお小遣いを貯めて買ったペダルのメーカーで、今でもトゥークリップって言うんでしょうか？　取り付けて初めて行ったツーリング、相模湖駅で立ゴケし、えらく恥ずかしかった記憶が有ります。

Ｙａｈｏｏショッピングの最も安かった店での購入で、リアキャリアも含めて、〆て１９０８００円・・・だったかな（？）

３年間定額預金して貯めたお金で、今年４５歳になる自分へ、自分からのプレゼントってやつです。



青いボディーにシルバーのキャリア・・・クールな組み合わせ。

英国生まれだからって、緑にはしませんでした。



このリアサス、ミニの頃からお世話になっています。

乗っていたミニは、ブリティッシュレーシンググリーンでしたが・・・

これに乗って、今年は、しまなみ海道です。

真夏のアスファルト、強烈な太陽の照り返しを浴びて、運動不足の初老の男が、メタボリックな身体から酸っぱい汗を噴出しながら、爽やかな瀬戸内の島々を走り抜けます。　

運動不足ってところはジム通いで何とかしますが、その頃までには、酸っぱい汗から普通の汗にしたいと思います。