生原良幸 (いくはらよしゆき) さん。
私より少し年長の写真家。
そして、私が敬愛する人です。
生原さんは
有名な広告写真家でありながら、
作家としては日本の伝統美を追求し、
幽玄ともいうべく
世界観を写しだしてきました。
源氏物語をテーマにした
写真集 『後朝 (きぬぎぬ)』 は、
ポーランドで行われた
世界写真コンテストで
最優秀賞を獲得しています。
海外での評価が高く、
日独交流150周年 、
そして、ライプツィヒ での個展では
多くのファンを集めました。
私は、生原さんとは多くのCMで
一緒に撮影をさせていただきました。
また、私が手がけた
京都のドキュメンタリー番組
『記憶色の都』 では、
出演をお願いしました。
さて、
肖像写真も得意とする生原さんは、
近年 100歳の人を撮り続けています。
100年という人生の年輪は、
見る者の心を和ませます。
そんな生原さんが、
令和元年、命の芽生えとして撮ったのが
『0歳』 ・・・
新型コロナウイルスの影響で
約1か月遅れ ・・・
先週から今週にかけて、
その個展が開催されました。
JFK-World