祭りの山車の中からシートに包まれた遺体見つかる 名古屋市港区で
例えばホームレスだった場合は格好の『住処』になります。最低でも６月までは雨風を凌げる訳ですから、そこに居着いていた可能性はあります。ただ、やはりホームレスだけに健康状態に問題を抱えた中で生活しているうちに加齢も重なり寒い時期に命を落としたかもしれません。
他方で、これが殺人事件だった場合、他の場所で殺害された後に此処に運ばれた可能性もあります。最低でも６月までは遺体の発見（殺害した側にとっては発覚）が遅れるのですから、それを利用した可能性もあります。
すっかり疲弊した日本の社会に於いて、こうした隠れ家であり隠し場所が沢山できてしまいました。今回の件でも“まさかこんな場所に”と思われるでしょうが、それなりに周辺の地理と歴史に詳しければ巧みに利用できてしまうのです。
世の中には大々的には報じられないものの、行方が杳として判らない人が沢山います。中には人知れない場所で命を絶ったり、中には事件に巻き込まれた上に犯人の巧みな行動やタイミングが重なって未だに発見及び発覚していないケースも多々あると思うのです。
全国の警察と自治体が協力及び責任を総て負うという前提の下に、一度でも空き家や使われていない（使うとしても頻度が極端に少ない）場所を片っ端から捜索してみたら、意外な発見があるのではないでしょうか。あの事件の犯人が、被害者が実は……という結末を相当の確率で迎えると思います。