それまで何事もなかったのに、ある日に突然こうした事件に巻き込まれて命を失う場合がありますが、その際に近所の方々に話を聞いても大概は『普段から気さくで、何かトラブルを抱えている様には見えなかった』との反応があります。仮に私の住んでいるアパートの住人で捉えてみても、同じ様に住んでいる誰もがトラブルを抱えているとはパッと見では判りません。
余程普段から昵懇でない限り、たとえ相手が親戚であろうとも家庭や個人の事情なんて簡単には判りません。況してや近年の日本では近所付き合いが希薄になっているのですから尚更です。
そこから考えても、近所の方々が銘々にトラブルを抱えているとは思えなかったと口にしても、それが当然であるからこそ事件解決には役立たないと思いますし、今後に繋がらない(同じことの繰り返しになる)と思うのです。
記事の中では殺害された男性の着衣に乱れがなかったとありますから通り魔的な線は低いと思います。ほぼ一撃で相手を殺傷したとなれば怨恨が最もな線でしょう。何かのトラブルを抱えていたと想像できてしまいます。
先日、埼玉県で高齢の夫婦が孫に殺害されたというニュースがありましたが、例えば男性にも孫がいて、それまでは直接会わなくても金融機関からの送金で済んでいたものが、度重なる無心に態度を硬化して送金を止めたとなれば、相手は男性の住居を知っていますから直接乗り込んで来ることになります。
もう完全に男性から三行半を突きつけられていたとすれば直接であろうと無心は端から無理です※。それでも直接乗り込んで来るとなれば男性を亡き者にしてしまう以外に考えられません。※無心以外にも財産分与絡みの場合もあると思います。
男性の普段からの交友関係は勿論のこと、特に親類関係を中心に調べていけば何かしらのトラブルを抱えていたことが明らかになると思います。