数日前の寒波の朝。
道路は、薄っすら積もった雪で凍り付いていました。
「父ちゃん、滑りやすいから気をつけて。」
おう、了解! Fuku-maru・福丸も、こけるな・笑
鋭い三日月、まるで引っ掻き傷あとのように、西の空に浮かんでいます。
高台から見晴るかす田園が白く輝いて、西山の方まで広がってる。
「なんか、大らかな景色だなァ~♪」
あっちは日が当たって暖かそうだ、しばらくすればこっちにも日が差すぜっ。
道路沿いの電線、寒さに耐えて、膨らスズメが数羽とまっています。
Fuku-maru・福丸が真下を通っても逃げません。
あっハハハ、まさに根性スズメですよ。
さあ、家に帰ろう。
「父ちゃん、雪って気持ち良い・ワン」
そうだね、いつもの慣れた散歩コースなのに、雪が降っただけで、
すっかり景観が変わって見えて、なにやら別世界のようでした。