「父ちゃん、なんか聞きなれない、鳴き声がするよ」
セグロセキレイ、複雑なメロディーの囀りを奏でています。
「あれ、今度は、こっちで鳴いてるよ」
イソヒヨドリ雄が、近くの雌を誘って、とっても複雑な恋歌を唄います。
「ジュリジュリ・・・ジュリリリ・・・」
エナガたちも、それは賑やかに飛び交って、お相手を見つけるのに懸命だよ。
「あっ!穂高くん♪、遊ぼう!」
「いよォ~♪、Fuku-maru・福丸くん、元気そうだね」
「チュン・ちゅん」
電線スズメたちは、フィーリングカップル4対4!
「父ちゃん、今朝は、鳥さんたちが、めっちゃ多かったね」
ほんとに、そうだね。
春になって、鳥さんたちは、そろそろ恋のお相手探しの頃さ。
「ふーん、僕は、穂高くんと遊べて、大満足さ!」
アッはははは・・・とどめは、
学生寮に生えている、ナンキンハゼの残り実に、群がって大騒ぎのムクドリ御一行!