本来ならば9/19から20の日程で琵琶湖リトリートセンターで同女で初めてとなるゼミ合宿を実施する予定でした。
しかし、台風14号という過去最大級規模の台風の到来のため、中止とせざるを得ませんでした。
もちろん、台風という状況で実施するという判断はあり得ません。
しかしながら、学部2回生からコロナに翻弄され続けた4期生が、コロナに細心の注意を払いながら初のイベントへ知恵を絞ってきたことを考えると、何とも言えない思いに駆られます。
またコロナ禍3年目となり、どのような形でゼミ生同士の議論の深まりをさらに作っていけるか、
学生とともに4月より模索を続けてきましたことの一つの実践としても、この合宿が流れてしまったことは残念でなりません。
授業内の発表では自発的な質問もかなり出るようになり、ディベートやディスカッションでは盛り上がりを見せることも増えてきましたが、
もう一歩踏み込んだ議論をするために、何かが足りないようにも感じていたからです。
今の世代、あるいは日本という文化的特性かもしれませんが、深い議論、あるいは対立する議論の仕方には心理的抵抗があります。
「多様性」という言葉はとても大切ですが、
現在の日本ではそれは「意見を異にする人とは関わらない」という形で広がりを見せているようにも思います
(これは学生に限ったことではなく、私を含む大人の社会でもそうです)。
そこを超える一つのブレイクスルー・ポイント(より相手を知ることにより、意見する障壁を少しでも取り除くこと)
としても合宿を考えていただけに、学生の楽しいイベントがつぶれてしまったことに加えて、教員としてその点にも心残りがあります。
とはいえ、台風という自然現象は仕方のないことですし、またこの災害において被災された方を想うとき、
こんなことを書くのは申し訳ない気持ちにもなります。
気持ちを切り替えて、秋学期をより充実したものとするべく、
合宿を前提としていたプランを早急に修正してより良い授業を提供していきたいと思います。
4期生のゼミ生の皆さん、一緒に頑張りましょう!!!
担当教員
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