先週の火曜日、3回生ゼミでは2017年公開のホラー映画Get Outについて発表を行ってもらいました。
この映画、ジャンル的にはホラーとされているものの、そのテーマはアフリカ系アメリカ人へ向けられた人種差別をこれまでとは異なった手法で描き出した映画で、それぞれのシーンがプロットとの関連で意味深であるだけでなく、差別の痕跡を深く刻印しています。
ゼミ生、かなり苦戦しつつも、差別の歴史、レイシャル・プロファイリング、アイデンティティとその棄損の問題、マジョリティのステレオタイプとその歪み、などなどそれぞれ自分なり読みを展開し、作品を掘り下げてくれました。
この映画批評を通じ、「読む」とはどういうことのなのか、その一端を掴んでくれたらと担当教員は願っています。
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