「差し歯の境界で歯茎が下がってしまった場合の対処法」
差し歯の境界部分で歯茎が下がってしまうことがあります。このような場合、見た目だけでなく、歯と歯茎の健康にも影響を与えるため、適切な治療が必要です。歯茎を元の位置に戻すための唯一の方法が「歯茎の再生治療」です。この治療では、下がった歯茎を回復させ、見た目の改善と健康的な口腔環境を取り戻すことができます。
歯茎の再生治療は保険適用外の治療となりますが、歯茎が下がった状態を放置すると、感染のリスクが高まり、歯周病が重度に進行する可能性があります。
特に、差し歯の境界部分で歯茎が下がると、細菌が入り込みやすくなり、歯茎の炎症や骨の吸収が進むこともあります。その結果、歯を失うリスクが高まるため、早めの対応が将来的な健康を守る鍵となります。
歯茎を元の状態に戻すことで、見た目が自然になるだけでなく、歯を抜かずに済む可能性も高まります。差し歯の境界の歯茎が下がって気になる方や、歯茎の状態に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。適切な治療によって、安心して笑顔を見せられるようなお口の健康を取り戻すお手伝いをいたします。
歯茎の再生治療の専門ページ
歯茎の再生治療の注意
お写真を見ていただいてわかるように歯茎が回復しております。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。お写真では、画面上前歯6本の再生治療を行っております。また、合わせて前歯を仮歯に交換している状態です。このケースではオールセラミック5本の再治療を行なっております。
お写真では歯茎が下がって歯の根が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
歯茎の再生治療および、セラミック治療は保険外診療となります。このケースでは、歯茎の再生治療15万4千円(税込)オールセラミック治療5本66万円(税込)かかります。
また、術後は歯ブラシができないため、病院で消毒・クリーニングを行います。消毒も保険外となりますので、1回の消毒・クリーニングに¥5,500−(税込)の費用がかかります。
- 歯茎の再生治療のリスクと対策
歯茎の再生治療は外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。また、術後に腫れや痛みが出ることがあります。そのため、当院では、出血予防止血対策にに止血用マウスピースをお渡ししております。また、術後の注意を守っていただいております。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。当院では、審美的な回復のための方法も行っておりますので併せて紹介しております。
お問い合わせ
神田ふくしま歯科
東京都千代田区神田鍛冶町3−2−6F
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